マイク・サーベナック

マイケル・クリストファー・サーベナック

マイケル・クリストファー・サーベナック（Michael Christopher Cervenak、1976年8月17日 - ）は、アメリカ合衆国ミシガン州出身の元プロ野球選手（内野手）です。右投右打で、台湾球界では「克里斯多福」という登録名でプレーしていました。

プロ入りと下積み時代

1998年のMLBドラフトでオークランド・アスレチックスから43巡目（全体1274位）で指名を受けましたが、入団には至りませんでした。その後、1999年と2000年は独立リーグであるフロンティアリーグのチリコシー・ペインツでプレーし、2000年7月にニューヨーク・ヤンキースと契約を結びました。

ヤンキース傘下では、2002年にAA級ノーウィッチ・ナビゲーターズで134試合に出場し、打率.276、21本塁打、91打点という好成績を残しました。シーズン終了後にはルール・ファイブ・ドラフトでサンフランシスコ・ジャイアンツに移籍。2003年、2004年もジャイアンツ傘下のAA級ノーウィッチでプレーしました。2005年には傘下AAA級フレズノ・グリズリーズで127試合に出場し、打率.312、19本塁打、103打点と素晴らしい成績を残しましたが、メジャー昇格は叶いませんでした。

海外でのプレー

2006年1月には韓国野球委員会の起亜タイガースと契約しましたが、不振のため7月2日に解雇されました。その後、ジャイアンツとマイナー契約を結び復帰しましたが、10月15日にFAとなりました。11月9日にはボルチモア・オリオールズと契約しています。

メジャーデビュー

2007年はオリオールズ傘下AAA級ノーフォーク・タイズで140試合に出場し、打率.283、15本塁打、78打点の成績を残しましたが、10月29日にFAとなりました。12月7日にフィラデルフィア・フィリーズと契約を結び、2008年には傘下AAA級リーハイバレー・アイアンピッグスで18試合連続安打を放つなど好成績を残し、7月11日に念願のメジャーデビューを果たしました。しかし、13打数2安打に終わり、11月3日にFAとなりました。その後、11月18日にフィリーズと再契約しています。

2009年は傘下AAA級リーハイバレーで119試合に出場し、打率.305、9本塁打、77打点の成績を残しましたが、メジャー昇格の機会はなく、11月9日にFAとなりました。12月18日にはニューヨーク・メッツとマイナー契約を結びましたが、2010年11月6日にFAとなっています。

その後

2011年と2012年はマイアミ・マーリンズ傘下でプレーし、2012年9月には第3回WBC予選のチェコ代表に選出されました。2013年2月には台湾・中華職業棒球大聯盟の統一セブンイレブン・ライオンズと契約しましたが、不振により4月30日に自由契約となりました。退団後は6月3日にデトロイト・タイガースとマイナー契約し、傘下AAA級トレド・マッドヘンズでプレー。この年限りで現役を引退しました。

サーベナックは、アメリカ、韓国、台湾と様々な国でプレーし、メジャーの舞台にも立った苦労人です。特に、長年の下積み生活を経てメジャーデビューを果たしたことは、多くの人に感動を与えました。

背番号

32 （2006年）
24 （2008年）
36 （2013年）

関連項目

2013 ワールド・ベースボール・クラシック・チェコ代表

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