マイケル・アダムス (バスケットボール)

マイケル・アダムスは、1963年1月19日生まれのアメリカ合衆国出身の元プロバスケットボール選手、元指導者です。身長178cm、体重73kgと小柄ながら、ポイントガードとしてNBAで活躍しました。

大学時代

コネチカット州ハートフォードで育ち、ボストン・カレッジに進学。4年間で平均13.9得点、4.0アシストを記録し、その才能の片鱗を見せました。

NBAでの活躍

1985年のNBAドラフトでサクラメント・キングスから3巡目全体66位で指名されNBA入りを果たしますが、1年目は平均2.2得点と苦戦しました。その後、ワシントン・ブレッツに移籍しますが、2年目も控えとしての出場が続きました。

転機が訪れたのは1987年、デンバー・ナゲッツへの移籍でした。ナゲッツでは主力として活躍し、特に1990-91シーズンにはキャリアの絶頂期を迎えます。平均26.5得点（リーグ6位）、10.5アシスト（3位）、2.2スティール（7位）と、いずれもリーグトップクラスの成績を記録しました。シーズン中のミルウォーキー・バックス戦では、キャリアハイとなる54得点を叩き出しました。

翌1991-92シーズンにはブレッツに復帰し、平均18.1得点、7.6アシストの成績でオールスターに出場を果たしました。その後、1994年にシャーロット・ホーネッツに移籍し、1996年に現役を引退しました。

NBAでの通算成績は、653試合に出場し、9,621得点、4,209アシスト（平均14.7得点、6.4アシスト）を記録しています。ナゲッツでは、球団史上6位となる通算2,181アシストを記録しました。

引退後

引退後は指導者としての道を歩み、2000年から2002年までメンフィス・グリズリーズのアシスタントコーチを務めました。2004年にはWNBAのワシントン・ミスティクスのヘッドコーチに就任し、1シーズンで17勝17敗の成績を残しました。

プレースタイル

アダムスは、当時を代表するスリーポイントシューターとして知られていました。試投数で4度、成功数で2度リーグ1位を記録しており、1988年から1989年にかけては79試合連続スリーポイント成功という当時の新記録を樹立しました（現在はステフィン・カリーが保持）。右手で押し出すような変則的なフォームが特徴的でした。

小柄ながらも、その得点能力とアシスト能力でNBAの舞台で輝きを放ったマイケル・アダムス。彼のプレースタイルは、多くのファンを魅了しました。

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