マイケル・リトル

マイケル・リトル

マイケル・リトル選手は、1993年3月14日生まれのラグビーユニオン選手です。主にセンター（CTB）としてプレーし、現在はジャパンラグビーリーグワンに所属するコベルコ神戸スティーラーズの一員です。イタリアのローマで生を受けましたが、幼少期をニュージーランドで過ごすという、国際色豊かな背景を持っています。

プロフィール

フィールドの中央で力強いプレーを見せるマイケル・リトル選手は、身長183cm、体重89kgという体格を誇ります。チームメイトやファンからは「マイキー」という愛称で親しまれています。彼のラグビーとの関わりは非常に深く、父のウォルター氏もまた元ラグビー選手であり、かつてニュージーランド代表であるオールブラックスとして活躍した偉大な人物です。このようなラグビー一家の環境で育ったことが、彼自身のキャリア形成に大きな影響を与えていると考えられます。

略歴

マイケル・リトル選手の経歴の中で特筆すべき点の一つに、幼い頃に日本の群馬県太田市で約2年間暮らした経験があることです。この日本での生活経験が、後に彼が日本ラグビーでのプレーを選択するきっかけの一つになったのかもしれません。

ニュージーランドでラグビーキャリアを積み重ねた後、ノースハーバーや、スーパーラグビーの強豪であるブルーズといったチームを経て、2017年に日本の三菱重工相模原ダイナボアーズへの加入が決まりました。同年9月10日に行われたジャパンラグビートップチャレンジリーグの釜石シーウェイブス戦に先発出場を果たし、これが彼にとって日本における公式戦デビューとなりました。日本での確かなパフォーマンスが評価され、同年12月にはスーパーラグビーに参加するサンウルブズの2018年シーズンに向けたスコッドに追加招集されました。これにより、国際レベルの舞台でも自身のスキルを磨き、貴重な経験を積むこととなりました。ダイナボアーズではチームの中心選手として活躍し、その突破力や堅いディフェンスでチームを牽引しました。そして2023年、彼は新たな挑戦の場として、ジャパンラグビーリーグワンの強豪チームの一つであるコベルコ神戸スティーラーズへ移籍。現在もチームのセンターラインを支える重要な選手として活躍を続けています。

受賞歴

日本でのプレーを通じて、マイケル・リトル選手はその実力を高く評価されてきました。特に notable な受賞歴としては以下の二つが挙げられます。

ジャパンラグビートップリーグ2020-21 トップリーグベスト15: 日本の当時の最高峰ラグビーリーグにおいて、そのシーズンの最も優れた15人の選手の一人に選ばれました。これは、彼がリーグを代表するトップクラスのセンターとして認められたことを証明するものです。
ジャパンラグビーリーグワン2022 ゴールデンショルダー (DIVISION 2): ジャパンラグビーリーグワンの2022シーズン、DIVISION 2において、守備面での傑出した貢献に対して贈られるゴールデンショルダー賞を受賞しました。タックル成功率の高さやブレイクダウンでの献身的なプレーが高く評価された結果であり、彼のディフェンス能力がリーグ全体で認められたことを示しています。

まとめ

マイケル・リトル選手は、イタリア生まれ、ニュージーランド育ち、幼少期の日本滞在経験、そして父が元オールブラックスという非常にユニークで国際的なバックグラウンドを持つ選手です。ニュージーランドでの実績に加え、日本ラグビーにおいては三菱重工相模原ダイナボアーズやサンウルブズでの経験を通じて、実力派センターとしての地位を確立しました。トップリーグベスト15やリーグワンゴールデンショルダーといった個人賞の受賞は、彼の攻撃力と守備力の両面が高く評価されていることの証です。現在はコベルコ神戸スティーラーズで活躍しており、チームの勝利に貢献する中心選手として、今後も彼のパワフルなプレー、正確なパス、そして堅固なディフェンスに注目が集まります。ラグビー一家に生まれ、世界各地で経験を積んだ彼の更なる飛躍が期待されます。

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