マイケル・J・フォックス・ショウ

『マイケル・J・フォックス・ショウ』（The Michael J. Fox Show）は、2013年から2014年にかけてアメリカNBCで放送されたシットコム形式のテレビドラマです。主演は、パーキンソン病であることを公表しているマイケル・J・フォックス自身が務め、彼の『スピン・シティ』以来のテレビシリーズレギュラー出演作、またNBCのシリーズとしては『ファミリータイズ』以来の出演作として注目を集めました。

物語は、パーキンソン病と診断されたため、ニュースアンカーとしての輝かしいキャリアを諦めざるを得なかったマイク・ヘンリーが主人公です。彼は自身の健康と家族のために休養を取ることを決意しますが、4年の月日が流れ、マイクは再び現場への復帰を目指し始めます。しかし、仕事と家庭の両立は容易ではなく、彼は家族とキャリアの間で様々な問題に直面しながら奮闘していくことになります。

主要キャスト

マイク・ヘンリー：マイケル・J・フォックス（日本語吹替：宮川一朗太）
アニー・ヘンリー（マイクの妻）：ベッツィ・ブラント（日本語吹替：中村綾）
ハリス・グリーン（マイクの元上司）：ウェンデル・ピアース（日本語吹替：玉野井直樹）
リー・ヘンリー（マイクの妹）：ケイティ・フィナーラン（日本語吹替：斉藤まりえ）
イブ・ヘンリー（マイクの長女）：ジュリエット・ゴリア（日本語吹替：杉平真奈美）
イアン・ヘンリー（マイクの長男）：コナー・ロメロ（日本語吹替：関雄）
グレアム・ヘンリー（マイクの次男）：ジャック・ゴア（日本語吹替：福井美樹）
ケイ・コスタ：アナ・ノゲイラ

2012年8月にNBCがシリーズの発注を決定し、2013年9月26日に初回が放送されました。しかし、フォックスの復帰作として注目されたにもかかわらず、アメリカ本国では視聴率が伸び悩み、2014年1月23日にシーズン1の途中で打ち切りという残念な結果に終わりました。

一方、国際放送では、オーストラリアで2014年1月15日からユニバーサル・チャンネルで放送が開始され、日本では2014年4月からスーパー!ドラマTVで放送されました。日本での放送では、テレビシリーズで長年マイケル・J・フォックスの声を担当してきた宮川一朗太が吹き替えを担当し、本国アメリカでは未放映となったエピソードを含む全22話が放送されました。打ち切りになったものの、日本においては全話が放送されたことは特筆に値します。

このドラマは、病気を抱えながらも前向きに生きようとする主人公の姿を、ユーモアを交えて描いています。マイケル・J・フォックス自身の経験が反映されている部分もあり、多くの視聴者に共感と感動を与えました。

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