マイネルエテルネル

マイネルエテルネル：小倉2歳ステークスの栄光とその後

2010年4月5日生まれのマイネルエテルネルは、アイルランドで生まれ、日本で競走馬としてのキャリアをスタートさせました。その馬名は冠名にフランス語で「不変」を意味する単語を組み合わせたもの。その名の通り、競走馬としてだけでなく、引退後も競馬界に貢献する、不変の輝きを放つ馬でした。

2012年7月、デビュー戦を勝利で飾ると、続く重賞初挑戦の小倉2歳ステークスでは、レースレコードとなる1分7秒9の好タイムで優勝。鮮やかな差し切り勝ちで、大きな注目を集めました。続くデイリー杯2歳ステークスでは惜しくも3着に敗れましたが、その才能は誰もが認めるものでした。しかし、GI初挑戦となった朝日杯フューチュリティステークスでは、結果が出せず、競走馬としての道のりは順風満帆とはなりませんでした。

3歳シーズンは、NHKマイルカップで17着と振るわなかったものの、7月のバーデンバーデンカップで勝利を収め、再びその実力を証明しました。しかしその後は勝ち星から遠ざかり、4歳からは条件クラスに降級。それでも5歳時には約2年ぶりの勝利を収め、オープンクラスに復帰しました。これが現役最後の勝利となり、6歳からはダート競走にも挑戦しましたが、思うような結果は得られませんでした。

2017年3月10日、7歳で競走馬登録を抹消され、現役生活に幕を閉じます。しかし、マイネルエテルネルの競馬界での貢献は、ここで終わらなかったのです。引退後は馬事公苑で乗馬となり、2018年から2020年にかけては小倉競馬場で誘導馬として活躍しました。多くの競走馬たちを導き、競馬界を陰ながら支え続けたのです。誘導馬引退後の消息は不明ですが、その功績は、競馬ファンの記憶にしっかりと刻まれています。

マイネルエテルネルの競走成績は、まさにジェットコースターのような波瀾万丈でした。華々しい勝利と苦い敗北を繰り返しながらも、常に全力で走り続けました。その粘り強さと闘志は、多くの競馬ファンに感動を与え、忘れられない存在として記憶されています。小倉2歳ステークスの優勝は、その競走馬人生における大きなハイライトであり、彼の名前を競馬史に刻み込むこととなりました。

彼の競走馬としての短いながらも輝かしいキャリア、そして引退後の誘導馬としての貢献は、競馬界に大きな足跡を残しました。マイネルエテルネルという名前は、多くの競馬ファンの記憶に深く刻まれた、不変の輝きを放つ存在として、これからも語り継がれていくでしょう。 その血統、競走成績の詳細については、JBISサーチやnetkeiba.comなどのウェブサイトで確認できます。

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