マカルスカ

マカルスカ：アドリア海の宝石

マカルスカは、クロアチア南部、スプリトとドゥブロヴニクの中間に位置する美しい海辺の町です。背後にそびえるビオコヴォ山脈と、目の前に広がるアドリア海に挟まれたその景観は、まさに息をのむ美しさです。温暖な気候と美しい自然に恵まれ、ヨーロッパを中心に多くの観光客が訪れる人気の観光地となっています。

自然と歴史が調和する町

マカルスカは、その美しい自然だけでなく、豊かな歴史も魅力の一つです。旧市街には石畳の路地が迷路のように広がり、歴史的な教会や博物館が点在しています。特に、フランシスコ会修道院に併設された貝類学博物館は、世界中から集められた珍しい貝殻のコレクションで有名です。町の中心にある広場では、地元の人々が花や果物を売る市場が開かれ、活気に満ちた雰囲気を楽しむことができます。

マカルスカ海岸

マカルスカは、マカルスカ海岸の中心地でもあります。ブレラからグラダツまで約60kmにわたる海岸線は、美しいビーチや入り江が続き、海水浴やマリンスポーツを楽しむ人々で賑わいます。特に夏には、クロアチア国内だけでなく、ドイツ、オーストリア、チェコ、スロバキアなど、ヨーロッパ各国からの観光客で賑わいます。

歴史

マカルスカの地には、古代イリュリア人の時代から人々が居住していました。中世にはネレトヴァ公国の首都として栄え、その後ヴェネツィア共和国やオスマン帝国の支配を経て、19世紀にはオーストリア帝国の領土となりました。20世紀初頭には、農業や漁業が主な産業でしたが、1914年に最初のホテルが建設されて以来、観光地としての発展を遂げてきました。

マカルスカの見どころ

聖マルコ聖堂： 中心広場に面して建つ17世紀の教会。
修道士アンドリヤ・カチッチ・ミオシッチの像： クロアチアの著名な彫刻家、イヴァン・レンディッチの作品。
聖フィリポ聖堂： 18世紀に建てられた教会。
聖ペテロ聖堂： スヴェティ・ペタル岬に位置する13世紀の教会。
聖フランシスコ会修道院： 貴重な写本や貝類学博物館を所蔵。
ナポレオンの記念碑： フランス人のオーギュスト・マルモンによって建てられた。
ヴィッラ・トノッリ： 町の博物館。
ビオコヴォ自然公園： 様々なハイキングコースが楽しめる。

マカルスカは、美しい自然と豊かな歴史、そして温暖な気候が調和した、魅力的な観光地です。アドリア海の真珠とも呼ばれるこの町で、忘れられない休暇を過ごしてみてはいかがでしょうか。

マカルスカ出身の著名人

スティーピ・ダービシュ - ボクサー
アレン・ボクシッチ - サッカー選手
* カルロ・ポズガイチッチ - フィギュアスケート選手

もう一度検索