マキシモ・ブランコ

マキシモ・ブランコについて

マキシモ・ブランコ（Maximo Blanco）は、1983年10月16日にベネズエラのミランダ州カラカスで生まれたレスリング選手および総合格闘家です。彼は14歳にしてレスリングをスタートさせ、それ以前にはテコンドーの経験も持ち合わせています。15歳の時、仙台育英高校に留学し、日本で本格的なスポーツキャリアを始めました。高校時代には国体やインターハイでの経験もありますが、日本大学に進学してからその才能が開花し、多くの実績を残しました。

初期のキャリア

ブランコは2006年にPRIDEとの契約が発表され、早々にデビューが期待されましたが、PRIDEの消滅に伴いその機会は実現しませんでした。2008年には戦極およびSRCの育成選手として契約を結び、数々の試合をこなしていきます。

特に注目を集めたのは、2008年10月に行われたネオブラッド・トーナメントにおいて、わずか22秒で対戦相手をKOした試合です。その後、同年12月の試合では肩固めで一本負けを喫しましたが、試合相手のパンチを高く評価されました。

戦極での活躍

2009年には戦極で初めて試合を行い、TKO勝ちを果たします。同年4月にはリングネームを真騎士に変更し再びパンクラスへ出場し、引き分けという結果になりました。8月にはライト級キング・オブ・パンクラスタイトルマッチで王者の井上克也に挑み、TKO勝ちを挙げてタイトルを獲得します。

その後も、SRCでの数々の試合で好成績を収めました。特に2010年には左ハイキックによるKOやパウンドによるTKO勝ちを重ね、注目を浴びました。帳尻合わせのように、2010年の年末には初めて判定勝ちを収めております。

Strikeforce・UFCでの挑戦

2011年9月にはStrikeforceに初参戦し、著名な選手相手にリアネイキドチョークで一本負けを喫します。この試合では、グラウンド中の反則行為があり、悔しい結果となりました。次いで、2012年にはUFCに初登場し、マーカス・ブリメージ相手に戦いましたが、こちらも判定負けを喫しました。

人物・興味

彼がレスリングを始める動機は、先輩たちのバク転を見て自分もできるようになりたいという思いからでした。試合の勝利後にバク宙を披露することも恒例となっています。また、彼は映画界のヒーローであるジャッキー・チェンやブルース・リーに憧れを抱いており、自身のファイトスタイルにもそうした影響が見られます。

好きな選手としてヴァンダレイ・シウバを挙げており、力強いぶつかり合いを信条としたアグレッシブなスタイルを体現しています。ブランコはレスリングから総合格闘技に転向したことで新たな挑戦に向かって邁進している人物です。彼の動向から目が離せません。

もう一度検索