マクニカホールディングス

マクニカホールディングス株式会社

神奈川県横浜市港北区新横浜に本社を構える、日本の主要な持株会社です。主に半導体などのエレクトロニクス製品を扱う商社事業を傘下に収めており、この分野において国内最大手の地位を確立しています。また、グローバル市場においてもトップクラスの規模を誇る企業の一つとして知られています。東京証券取引所のプライム市場に上場しており、読売株価指数、JPX日経インデックス400、そしてJPXプライム150指数といった主要な株価指数の構成銘柄にも選定されています。

設立と事業の発展

当社の設立は2015年（平成27年）4月1日に遡ります。これは、当時それぞれ有力な半導体商社であった株式会社マクニカと富士エレクトロニクス株式会社が、共同での株式移転によって経営統合を図った結果です。この統合により、両社はマクニカ・富士エレホールディングス株式会社（後のマクニカホールディングス）の完全子会社となり、経営資源の効率化と事業基盤の強化が進められました。

規模と実績

統合後の同社グループは、半導体商社としての規模を急速に拡大しました。国際的な調査会社であるGartnerの調べによれば、2021年における世界半導体商社シェアで第7位にランクインしており、そのグローバルなプレゼンスを示しています。さらに、2023年（令和5年）3月期には1兆292億円という売上高を達成し、この数字は半導体商社としては国内で最大であることを物語っています。国内市場における圧倒的なシェアと、世界市場での競争力を兼ね備えていることが、当社の大きな特徴と言えます。

主な沿革

設立以来、当社は組織再編や事業拡大のための重要なステップを踏んできました。

2015年4月： マクニカと富士エレクトロニクスの共同株式移転により、マクニカ・富士エレホールディングス株式会社として会社が設立されました。同時に、東京証券取引所市場第一部（当時）に株式を上場しました。
2020年10月： グループ内再編の一環として、主要事業会社であった株式会社マクニカが富士エレクトロニクス株式会社を吸収合併し、事業体制の効率化を進めました。
2021年10月： 同様に、株式会社マクニカが完全子会社であったマクニカネットワークス株式会社を吸収合併しました。これにより、ネットワーク関連事業も主要事業会社に集約されました。
2022年8月： 持株会社の商号が、マクニカ・富士エレホールディングス株式会社から、現在のマクニカホールディングス株式会社へと変更されました。
* 2024年3月： 電子部品商社である株式会社グローセルを連結子会社としました。これにより、グループの事業領域や市場カバー範囲がさらに拡大しました。

これらの沿革からも見て取れるように、当社は設立後も継続的に組織再編や企業買収を通じて事業構造を最適化し、半導体および関連分野における国内最大手としての地位を盤石なものとしています。技術進化が著しいエレクトロニクス業界において、顧客への技術提供やソリューション提供を通じて、社会の発展に貢献しています。


【出典】
マクニカホールディングス公式ウェブサイト

【外部リンク】
公式ウェブサイト

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