マゴベエ探偵団

推理クイズ マゴベエ探偵団

『推理クイズ マゴベエ探偵団』は、名古屋放送（現在の名古屋テレビ）が製作し、NET系列局にて放送された視聴者参加型のクイズ番組です。放送は1976年4月から1980年12月まで続き、特に名古屋地区で高い人気を誇りました。

番組の概要

この番組は、雑誌の附録として親しまれていた推理クイズを映像化したもので、多くの視聴者に楽しんでもらいました。番組の最大の魅力は、様々な芸能人によって演じられる推理ドラマです。名古屋放送のエリアでは根強い人気を持っていましたが、NETテレビでの放送は週末の早朝だったため、関東地区では限られた視聴率にとどまりました。また、番組枠も頻繁に移動していたため、視聴者にとっては不安定な生活の一部となっていました。

ルール

『推理クイズ マゴベエ探偵団』では、2人1組の解答者が参加し、毎回3チームが対抗戦を繰り広げます。解答者は通常、小学校高学年のペアで構成されます。番組の進行は、大野マゴベエ探偵が担い、彼と容疑者たちが繰り広げるドラマを通して、視聴者は犯人とその手口を推理することになります。解答は1組ずつ行い、解答中は他のチームはヘッドホンを装着し、解答の内容を聞こえないようにしています。全てのチームが解答を終えた後、マゴベエが推理の正解と犯人を発表しました。

当選する賞は3種類あり、犯人と犯行の手法の両方を正確に当てたペアには「名探偵賞」が贈られ、どちらか一方のみ正解なら「推理賞」、まったく当たらなかった場合は「マゴマゴ賞」が贈呈されました。このシンプルながらも緊張感のあるスタイルが視聴者を惹きつけました。

主な出演者

番組の司会は大野しげひさが務め、「大野マゴベエ」として親しまれていました。アシスタントには九鬼三千代（愛称：ミッチー）も登場し、番組の雰囲気を盛り上げました。また、笑福亭鶴光などの多くの有名なゲストも出演していました。

音楽とゲスト出演

この番組の主題歌は、作詞を伊藤アキラ、作曲をすぎやまこういちが手掛け、子門真人が歌うという豪華さもありました。視聴者に愛される楽曲は、多くの世代に記憶され、冠番組としての個性を強調しました。

放送局とその歴史

『推理クイズ マゴベエ探偵団』は、1976年10月から1977年3月までNETテレビの放送を休止し、社名を変更した後に再開されました。番組開始当初には、子供向け番組のキャラクター『バンバン』が助手として登場するなど、良い工夫も凝らされていました。ドラマパートにはじろう轟や由利徹、大山のぶ代などが準レギュラーとして出演し、彼らの存在がストーリーに彩りを添えていました。特に、大山のぶ代の役名「大山花子」は回ごとに職業設定が異なり、その多様な役柄が視聴者の楽しみに繋がっていました。

まとめ

このように、『推理クイズ マゴベエ探偵団』は視聴者参加型の特性や、豪華な出演者、魅力的なルールによって多くのファンに愛される番組となりました。時代を超えた人気を保ちながら、今も多くの人々の心に刻まれています。

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