マゴメド・マゴメドフ (総合格闘家)

マゴメド・マゴメドフ：ロシアが誇るバンタム級の雄

マゴメド・マゴメドフ（Magomed Magomedov）は、1991年12月25日、ロシア連邦ダゲスタン共和国ハサヴユルトで生まれました。幼少期から格闘技に親しみ、現在ではダグ・ファイター/ヒカルド・アルメイダ柔術に所属する総合格闘家として、世界を舞台に活躍しています。元ACBバンタム級王者という輝かしい実績も持っています。

若き日の鍛錬

13歳からダゲスタン国立の学術機関である全寮制の武術学校「パエストロン・スヴェタ」に入門し、17歳まで厳しいトレーニングに明け暮れました。この学校で培われた基礎体力と精神力が、後の彼の格闘家人生を支えることになります。

2011年、満を持してプロ総合格闘技の世界に足を踏み入れました。

ACBでの躍進

マゴメドフの名を ప్రపంచに知らしめたのは、ACB（Absolute Championship Berkut）での活躍です。

2016年3月26日、ACB 32において、ACBバンタム級初代王座決定戦でピョートル・ヤンという強豪と対戦。5ラウンドに及ぶ激闘を制し、2-1の判定勝ちで初代王者に輝きました。この勝利で、マゴメドフは一躍スターダムにのし上がりました。

しかし、順風満帆とはいきませんでした。2017年4月15日、ACB 57でのACBバンタム級タイトルマッチで、再びピョートル・ヤンと対戦。今回は、5ラウンド0-3の判定で敗れ、王座から陥落。同時にキャリア初の黒星を喫することとなりました。

Bellatorへの挑戦

2020年10月、マゴメドフはBellatorと複数試合契約を結び、新たな舞台へと進出します。

2021年8月13日、Bellator 264でバンタム級ランキング4位のラウフェオン・ストッツと対戦しましたが、0-3の判定負けを喫しました。

2022年6月24日、Bellator 282のBellatorバンタム級ワールドグランプリ1回戦では、バンタム級ランキング10位のエンリケ・バルソラと対戦。4ラウンドに得意のギロチンチョークで一本勝ちを収め、準決勝進出を決めました。

しかし、2022年12月9日、Bellator 289のBellator バンタム級ワールドグランプリ準決勝で、バンタム級ランキング2位のパトリック・ミックスと対戦。ギロチンチョークで絞め落とされ、2ラウンド一本負け。惜しくもグランプリ準決勝敗退となりました。

RIZINでの勝利

2023年7月30日、日本の格闘技イベント「超RIZIN.2」に参戦。バンタム級ランキング5位のダニー・サバテーロと対戦し、1ラウンドにギロチンチョークで鮮やかな一本勝ちを収めました。この勝利は、日本のファンにもマゴメドフの強さを印象付けるものとなりました。

人物像

マゴメドフは、総合格闘家のザビット・マゴメドシャリポフとは武術学校時代の同僚であり、現在もトレーニングパートナーとして、また試合のセコンドを任せるなど、非常に親密な関係を築いています。

戦績と獲得タイトル

* 初代ACBバンタム級王座（2016年）

マゴメド・マゴメドフは、これからも世界の舞台で活躍し続けることが期待される、注目の格闘家です。

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