ラウフェオン・ストッツ

ラウフェオン・ストッツ：レスリングエリートからBellatorの頂点へ

ラウフェオン・ストッツ（Raufeon Stots、1988年12月16日生まれ）は、アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン出身の総合格闘家。
ルーファスポーツに所属し、元Bellator世界バンタム級暫定王者という輝かしい実績を持つ。

レスリングで培われた土台

ストッツは高校3年生からレスリングを始め、その才能を開花させる。
高校卒業後、ラベット・コミュニティ・カレッジにレスリングの奨学生として入学。
1年生の時にNJCAAで4位入賞を果たし、オールアメリカンに選出される。
その後、ネブラスカ大学カーニー校に編入するも、1年間は怪我で出場停止となる。
しかし、翌年にはNCAAディビジョン2で優勝、30勝6敗という記録を打ち立てる。
4年生時にはNCAAディビジョン2で2度目の優勝を果たし、チームの優勝にも大きく貢献した。

総合格闘技への転身

カーニーのMMAジムでコーチをしていた元UFC世界ライト級王者ジェンス・パルヴァーからレスリングのコーチングを依頼されたことをきっかけに、パルヴァーのジムでボクシングとブラジリアン柔術のトレーニングを開始。
その後、拠点をアイオワ州に移し、元UFC世界ウェルター級王者パット・ミレティッチの下でトレーニングを積む。
さらに、ミレティッチからデューク・ルーファスを紹介され、ルーファスポーツに移籍。
大学時代のレスリング部の先輩であり、後に総合格闘家として成功したカマル・ウスマンにも師事。
ウスマンの母親は、大学時代に同じナイジェリアにルーツを持つストッツの面倒を見るようウスマンにアドバイスしたという。
2015年、プロ総合格闘技デビューを果たし、ローカル団体で13戦12勝の戦績を収めた。

Bellatorでの活躍

2019年12月21日、Bellator初参戦となったBellator 236でチェイデン・レイアロハと対戦し、3-0の判定勝ちを収める。
2021年5月7日、Bellator 258でバンタム級ランキング7位のジョシュ・ヒルと対戦し、再び3-0の判定勝ち。
2021年8月13日、Bellator 264でバンタム級ランキング3位のマゴメド・マゴメドフと対戦し、3Rを通して打撃とグラウンドの展開で優位に立ち、3-0の判定勝ちを飾る。

Bellator世界王座戴冠

2022年4月23日、Bellator 279のBellatorバンタム級ワールドグランプリ1回戦として行われたBellator世界バンタム級暫定王座決定戦で、バンタム級ランキング1位のフアン・アーチュレッタと対戦。
左ハイキックを放った際に膝がアーチュレッタの額をかすめ、ダウンを奪ったところにグラウンドの肘打ち連打で3RKO勝ちを収め、見事王座獲得に成功、グランプリ準決勝進出を決めた。
当初は1回戦で王者セルジオ・ペティスとBellator世界バンタム級タイトルマッチを行う予定であったが、ペティスが右膝の前十字靭帯損傷により試合を欠場したため、アーチュレッタとの暫定王座決定戦に変更された。
2022年12月9日、Bellator 289のBellatorバンタム級ワールドグランプリ準決勝として行われたBellator世界バンタム級暫定タイトルマッチで、バンタム級ランキング6位の挑戦者ダニー・サバテーロと対戦し、2-1の5R判定勝ち。
暫定王座の初防衛に成功し、グランプリ決勝進出を果たした。

王座陥落と再起

2023年4月22日、Bellator 295のバンタム級ワールドグランプリ決勝として行われたBellator世界バンタム級暫定タイトルマッチで、バンタム級ランキング2位の挑戦者パトリシオ・ピットブル・ミックスと対戦し、左膝蹴りで1RKO負けを喫し、王座から陥落、グランプリ準優勝に終わる。
2023年11月17日、Bellator 301でバンタム級ランキング6位のダニー・サバテーロと再戦し、3-0の判定勝ちを収めた。

戦績

VFCバンタム級王座（2017年）
Bellator世界バンタム級暫定王座（2022年）

外部リンク

ラウフェオン・ストッツ (@RaufeonStots) - X（旧Twitter）
ラウフェオン・ストッツ (@raufeonstots) - Instagram
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ラウフェオン・ストッツの戦績 - SHERDOG（英語）

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