マサオ・アオヤコビ

マサオ・アオヤコビ（Masao Aojakobi）は、1985年3月30日生まれのドイツ人プロレスラーです。身長は約175cmで、本名はクリスティアン・ミヒャエル・ヤコビ（Christian Michael Jakobi）といいます。

彼は、ドン・ヤコビ（Don Jakobi）やバイオレントJ（Violent J）といった複数のギミック（キャラクター設定）を使い分け、観客を魅了することで知られています。

初期のキャリア

ドイツ西部のオーバーハウゼンで生まれたアオヤコビは、2000年、14歳という若さでプロレスラーとしての道を歩み始めました。ビッグ・シック・ベン、ヘイト、ミヒャエル・リップ、トーマス・ブレードという4人のトレーナーの指導を受け、プロレスの基礎を築きました。

2005年からは、地元のプロレス団体であるウエストサイド・エクストリーム・レスリング（wXw）に参戦を開始。当初は、アレックス・ペインやバイオレント・トムといった選手たちとの対戦で苦戦を強いられました。

ホール・パルズ結成とwXwでの活躍

2008年、アオヤコビは、ジュンジ・ホンダ（Junji Honda、本名：タッシロ・ユング）とタッグチーム「ホール・パルズ（Hole Pals）」を結成。wXwのリングを舞台に、ビバ・ラティーノ・ロコ〔バカ・ロコ∽ディエゴ・ラティーノ〕とドクター・ギャングリーン∽バイオレント・トムのチームや、ルーク・スタイルズ∽シグマスタ・ラッポのチームなどと激しい抗争を繰り広げました。

同年には、ベルギーのプロレス団体であるベルジアン・キャッチ・レスリング・フェデレーション（BWS）に一度だけ参戦し、バイオレント・トムとの試合で反則負けを喫しました。

2009年には、フィーンド・レスリング・ジャーマニー（FWG）に参戦し、師匠であるヘイトをはじめとする多くの選手たちと対戦しました。

ジャーマンGジーニアス王座獲得

その後、アオヤコビはwXwを主戦場として活動を続けました。wXwの副次団体であるウエストサイド・ドージョーでは、ジュンジ・ホンダとタッグを組んだり、対戦したりしながら活動し、2009年8月についに空位となっていた「ジャーマンGジーニアス（German G-Genius）」王座を獲得しました。しかし、ウエストサイド・ドージョーはその後閉鎖されました。

アオヤコビは、その個性的なキャラクターと激しいファイトスタイルで、ヨーロッパのプロレスファンから支持を集めています。今後の活躍が期待されるプロレスラーの一人です。

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