マシュー・リークロイ

マシュー・リークロイ：MLB選手から指導者へ

マシュー・ハンクス・リークロイ（Matthew Hanks LeCroy, 1975年12月13日 - ）は、アメリカ合衆国サウスカロライナ州ベルトン出身の元プロ野球選手（捕手、一塁手）。右投右打。

現役時代

クレムゾン大学在学中の1996年には、アトランタオリンピックの野球アメリカ合衆国代表として出場。1997年のMLBドラフト1巡目追補（全体50位）でミネソタ・ツインズから指名を受けプロ入り。

1999年には、ウィニペグパンアメリカン競技大会の野球アメリカ合衆国代表にも選出。2000年4月3日にメジャーデビューを果たしました。2000年から2002年まではツインズとAAA級を往復し、正捕手争いの中で、一塁手や指名打者としても出場。その後は一塁手や指名打者としての出場が中心となりました。

2003年には、自己最多の107試合に出場し、打率.287、17本塁打、64打点とキャリアハイの成績を記録。2005年も101試合に出場し、自己最多タイとなる17本塁打を記録しましたが、シーズンオフにツインズから放出。

その後、ワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結び、2006年には正捕手と二番手捕手の故障により、膝の故障を抱えながらも試合に出場。しかし、7回までに6盗塁を許し、2つのエラーを記録し交代。同年6月18日にDFAとなりました。

2007年はナショナルズ傘下のマイナーチーム監督のオファーを断り、古巣のツインズとマイナー契約。AAA級ロチェスター・レッドウイングスで指名打者としてプレーし、チームの第四捕手の故障によりメジャー昇格を果たすも、シーズンオフにFAとなりました。2008年にはオークランド・アスレチックスとマイナー契約をするもすぐに放出され、アトランティック・リーグのランカスター・バーンストーマーズでプレーし、同年シーズン終了後に現役を引退しました。

引退後

引退後は指導者としての道を歩み、2008年11月にナショナルズ傘下のA級ヘイガーズタウン・サンズの監督に就任。その後、A+級ポトマック・ナショナルズ、AA級ハリスバーグ・セネターズの監督を歴任しました。

2013年11月には、2014年シーズンからナショナルズのブルペンコーチに就任する事が発表され、2015年まで務めました。2016年から2019年までは再びAA級ハリスバーグの監督を務め、2021年からはAAA級ロチェスター・レッドウイングスの監督に就任しました。

選手としての特徴

体格はレスラーのように太っており、足は遅い。2005年シーズンには101試合に出場して二塁打は5本のみでした。しかし、かなりのパワーヒッターであり、フルシーズン出場すれば25本前後の本塁打を期待できます。右投手を苦手とするため、左投手の時のみスタメンで出場することが多く、逆方向への本塁打が得意な選手として知られています。

ツインズの選手としてサヨナラ満塁本塁打を放った数少ない選手の一人でもあります。

年度別打撃成績

(省略)

背番号

24（2000年 - 2005年、2014年 - 2015年）
18（2006年）
23（2007年）

代表歴

1996年アトランタオリンピックの野球競技・アメリカ合衆国代表
* 1999年パンアメリカン競技大会野球アメリカ合衆国代表

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