マスターピース〜傑作を君に〜
『マスターピース〜傑作を君に〜』は、2021年に結成25周年を迎えた演劇ユニット
TEAM NACSによる
舞台作品で、彼らの第17回公演でもあります。この作品は、2021年
4月5日から
6月6日の期間にわたり上映されました。脚本は
喜安浩平が手がけ、演出は
ジョビジョバのマギーが担当しています。
概要
この
舞台は、2018年の公演『
PARAMUSHIR〜信じ続けた士魂の旗を掲げて』以来、実に3年ぶりの本格的な公演です。物語は、
昭和中期の日本を
舞台とし、作家たちの創作過程を描いています。演出を手掛けたマギーは、過去にも
TEAM NACSの公演『悪童』の演出を行い、定評があります。
千穐楽となる
6月6日には、札幌のカナモトホールで公演が行われ、全国各地の映画館で
ライブビューイングが実施されました。また、LIVESHIPやローチケLIVE STREAMINGを通じて、特典映像付きの
ストリーミング配信も行われたほか、稽古やゲネプロの様子を収めた「マスターピース写真集」が同日に発売されました。そして、
9月25日には
WOWOWで初放送されることが決まり、多くのファンの期待を集めています。
あらすじ
物語は
昭和27年の真冬、
熱海温泉を
舞台に展開します。
脚本家の諸澤(
森崎博之)、乙骨(
安田顕)、灰島(
大泉洋)らが中心となり、プロデューサー見習いの茶山(
戸次重幸)と温泉宿の風呂番である猫屋(
音尾琢真)の5人が集まります。彼らは、理想的な「マスターピース」となる映画の脚本を執筆するために情熱を注ぎ込み、様々な葛藤や温かい人間関係を通じて成長していく姿が描かれています。
公演日程
公演は全国各地で行われ、以下のスケジュールで進行しました。
- - 大阪公演:2021年4月5日 - 4月11日 (COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール)
- - 広島公演:2021年4月13日 - 4月15日 (上野学園ホール)
- - 福岡公演:2021年4月17日 - 4月21日 (福岡市民会館)
- - 愛媛公演:2021年4月24日 - 4月25日 (松山市民会館大ホール)
- - 仙台公演:2021年4月28日 - 4月29日 (電力ホール)
- - 新潟公演:2021年5月1日 - 5月2日 (新潟テルサ)
- - 長野公演:2021年5月4日 - 5月5日 (まつもと市民芸術館)
- - 名古屋公演:2021年5月7日 - 5月8日 (名古屋市公会堂大ホール)
- - 東京公演:2021年5月12日 - 5月23日 (EX THEATER ROPPONGI)
- - 北斗公演:2021年5月28日 - 5月30日 (北斗市総合文化センター・かなで〜る)
- - 札幌公演:2021年6月1日 - 6月6日 (カナモトホール)
出演キャスト
舞台には、以下の
TEAM NACSのメンバーが出演しました。
スタッフ
本公演のスタッフには、以下の方々が名を連ねています。
- - 脚本:喜安浩平
- - 演出:マギー
- - 美術:松井るみ
- - 照明:塚本悟
- - 音楽:NAOTO
- - 音響:尾林真理
- - 映像:ムーチョ村松
- - 衣装:神波憲人
- - ヘアメイク:諸橋みゆき
- - ステージング:藤田善宏
宣伝活動にも多くのスタッフが関わり、幅広い協力体制が築かれました。特に、運営協力は各公演地でのキョードーグループやYUMEBANCHIなどが行い、地域に密着した形で成功裏に公演を終了しました。
この作品は、
TEAM NACSの魅力を余すところなく引き出し、多くの観客に感動を与えたことでしょう。また、演劇界においても重要な位置を占める作品となりました。