マタラム

マタラム：ロンボク島の中心都市

マタラムは、インドネシアの西ヌサ・トゥンガラ州、ロンボク島に位置する都市です。州都であり、州内で最大の都市として知られています。地理的には、西ロンボク県に囲まれた場所にあり、北には観光地として有名なスンギギがあります。

地域構成

マタラムは、以下の3つの主要な地域から構成されています。

マタラム地域: 都市の中央部に位置し、オフィス街として機能しています。州の行政機関などが集まっています。
アンペナン地域: 都市の西側に位置する古い港町で、中規模の港として栄えてきました。国立マタラム大学があり、真珠を扱う商店が多く、アラブ系や華僑の人々が多く居住しています。
チャクラヌガラ地域: 都市の東側に位置し、ロンボク島の商業の中心地です。バリ人や華僑が多く住み、活気のある場所となっています。

行政区

マタラム市は、以下の6つの行政区に分かれています。各区の面積と人口は2015年のデータに基づいています。

行政区	面積 (km²)	人口	人口密度 (人/km²)
---	--	-	-----
マタラム	10.76	83,479	7,758
セラパラン	10.77	74,795	6,945
アンペナン	9.46	87,746	9,275
スカーブラ	10.32	64,946	6,923
チャクラヌガラ	9.67	66,983	6,927
サンドゥバヤ	10.32	72,277	7,004

宗教

マタラムでは、イスラム教が最も多く信仰されていますが、ヒンドゥー教、キリスト教、仏教、儒教など、多様な宗教が共存しています。

交通

以前はアンペナンとセラパランの境界にセラパラン空港がありましたが、2011年に閉鎖され、現在はロンボク国際空港が利用されています。ロンボク国際空港からは、マタラムやスンギギ方面へのバスが運行しています。その他、バスを利用して島内を移動したり、フェリーに乗って他の島へ行くことも可能です。市内ではタクシーや「チドモ」と呼ばれる馬車も利用できます。

観光地

マタラムには、歴史的な建造物や美しいビーチなど、様々な観光スポットがあります。

マタラム地域
西ヌサ・トゥンガライスラミックセンター: 2016年に完成した大規模なモスクで、駐車場やバス停が完備されています。

アンペナン地域
アンペナンビーチ: ロンボク海峡に面した美しいビーチです。

チャクラヌガラ地域
メル寺院: 1720年にカランガスム王国の王子によって建立された、ロンボク島最大のヒンドゥー教寺院です。
タマン・マユラ: 1744年にカランガスム王国のチャクラヌガラ王によって建てられた宮殿です。

姉妹都市

マタラムは、以下の都市と姉妹都市提携を結んでいます。

アルバ（オランダ王国の構成国）
プライア（カーボベルデ）

関連項目

インドネシア
西ヌサ・トゥンガラ州
ロンボク島
西ロンボク県
* インドネシアの都市の一覧

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