マット・サイス

マシュー・ケビン・サイスのプロ野球キャリア

マシュー・ケビン・サイスは、アメリカのニュージャージー州出身で、現在ロサンゼルス・エンジェルスに所属するプロ野球選手です。彼のポジションは捕手で、右投左打のスタイルで知られています。サイスは1995年5月6日に生まれ、彼の野球人生は早くから注目を集めています。

初期のキャリア

彼の野球キャリアは2013年のMLBドラフトで始まり、当時ボストン・レッドソックスから32巡目（全体953位）で指名されましたが、その際には大学に進学することを選びました。バージニア大学でのプレーを経て、2016年にはMLBドラフトの1巡目（全体16位）でロサンゼルス・エンゼルスから指名を受けてプロ入りを果たしました。

アマチュア時代には主に捕手としてプレーしていましたが、プロ入り後はその打撃力を生かすために、一塁手としての道を歩むことになりました。彼は傘下チームのオレム・オウルズでデビューし、A級バーリントン・ビーズでもプレー。彼の初年度は67試合に出場し、打率.292、6本塁打、43打点を記録しました。

マイナーリーグでの成長

2017年にはA+級インランド・エンパイア・シックスティシクサーズとAA級モービル・ベイベアーズという2つのチームで133試合に出場。打率.274で9本塁打、73打点、8盗塁をマークしました。また、アリゾナ・フォールリーグにも参加し、さらなる成長を遂げました。2018年はAA級モービルとAAA級ソルトレイク・ビーズで活躍し、125試合に出場、打率.280、16本塁打、76打点を記録しました。

メジャーデビュー

2019年にはAAA級ソルトレイク・ビーズでシーズンを始めた後、7月3日にメジャー契約を締結し、同日のテキサス・レンジャーズ戦で「7番・三塁手」としてメジャーデビューを果たしました。この試合では3打数1安打という結果でした。その年、サイスはメジャーで53試合に出場し、打率.211、8本塁打、23打点を記録しました。

2020年にはメジャーでの出場が8試合にとどまり、打率は.143に終わりました。また2021年はAAA級ソルトレイクからスタートし、メジャー昇格後は捕手として再びプレーしました。

最新のシーズン

2022年にはスプリングトレーニングに参加し、シーズンの半ばにメジャーへ昇格。彼は控え捕手としてシーズン終盤までプレーを続けました。2023年には、ベテラン捕手が負傷したことから、念願の開幕ロースター入りを果たしました。背番号も新たに21に変更され、シーズンを迎えました。

サイスは、多様なポジションでの経験を持ち、特に打撃力を発揮している選手です。今後の活躍にも期待が寄せられています。彼のキャリアは、常に進化を続けており、ファンにとって興味深い選手となっています。

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