マット・シュネル

マット・シュネルについて

マット・シュネル（Matt Schnell）は1990年1月15日にアメリカ合衆国ミシシッピ州エイモリーで生まれた総合格闘家で、現役の選手としてUFCで活躍している。彼はアメリカン・キックボクシング・アカデミーに所属し、フライ級のカテゴリーで戦っている。現在、UFC世界フライ級のランキングでは14位に位置しており、過去にはLegacy FCのフライ級暫定王者にも輝いている。

総合格闘技の道のり

シュネルは2009年にプロとしてのキャリアをスタートさせ、その後Legacy FCを主な舞台として多くの試合を重ねた。同団体ではフライ級暫定王座を獲得するなど、確かな実力を示すこととなる。

The Ultimate Fighterへの参加

2016年8月、彼はリアリティ番組「The Ultimate Fighter」シーズン24に参戦。セフードチームに所属し、フライ級トーナメントを戦った。初戦ではマット・ヒーゾと対戦し、三角絞めで第2ラウンドに一本勝ちを収めたが、準々決勝ではティム・エリオットにギロチンチョークで敗れるなど、溌剌とした戦いを見せた。

UFCでの選手生活

UFCへの初参戦は2016年12月3日に行われた「The Ultimate Fighter 24 Finale」で、そこでロブ・フォントと対戦し、残念ながらダウンを奪われて1ラウンドKO負けとなる。以降も幾度となく試合を重ね、2018年6月23日には井上直樹を相手に2-1の判定勝ちを収め、勢いを取り戻す。

しかし、2019年には目覚ましいパフォーマンスを見せるも、アレッシャンドリ・パントージャとの激しい打ち合いの末に1ラウンドKO負けを喫した。この敗戦を経ても、シュネルはタイソン・ナム戦で判定勝ちを収めるなど、自身の技術を磨き続けている。彼のアグレッシブなスタイルはファンからの支持を集めており、特にパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトやファイト・オブ・ザ・ナイトに輝いた試合も多い。

2022年にはブランドン・ロイバルとの対戦でギロチンチョークに敗れるものの、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞。その後もあらゆる試合に挑み続ける姿勢を見せている。

2023年にはスティーブ・エルセグとの試合に臨んだが、左フックで失神KOとなってしまい、悔しい結果となった。その後、2024年にはバンタム級契約でコーディ・ダーデンと対戦も果たし、ニンジャチョークで2ラウンドに一本負けを喫する。これらの結果にもかかわらず、シュネルは闘志を失わず、新たな挑戦に向かう意欲を燃やしている。

戦績まとめ

彼の戦績は数多くの勝利と敗北を含み、総合格闘技界での印象に残る選手であることを物語る。これまでの成果として、Legacy FCフライ級暫定王座の獲得、そしてUFCにおいてパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトやファイト・オブ・ザ・ナイトに選出されたことが挙げられる。これらの実績は、彼の格闘家としてのキャリアを彩るものとなっている。

おわりに

マット・シュネルは、困難な試合を乗り越えながらもフライ級という激戦区で戦い続ける闘技者である。彼の今後の試合にも大きな期待が寄せられており、新たな栄光を掴むための挑戦は続く。

もう一度検索