マット・シューメーカー

マシュー・デビッド・シューメーカーの野球人生

マシュー・デビッド・シューメーカー（Matthew David Shoemaker）は、1986年9月27日にアメリカ合衆国ミシガン州ウェイン郡ワイアンドットで生まれたプロ野球選手です。投手として活動し、現在はフリーエージェントとして知られています。愛称は「シュー」です。

経歴

プロ入りとエンゼルス時代

シューメーカーは高校及び東ミシガン大学でプレーしましたが、ドラフトには指名されませんでした。2008年、ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムと契約し、プロ入りを果たしました。彼は傘下のルーキー級アリゾナリーグ・エンゼルスで3試合に登板し、1勝を記録しました。

2011年にはAAA級ソルトレイク・ビーズでプレーし、オフに開催されたグアダラハラパンアメリカン競技大会の代表にも選出されました。2012年には再びAAA級ソルトレイクでの成功を収め、2年連続で2桁勝利を達成しました。9月15日にはメジャーに初昇格し、デビュー戦ではシアトル・マリナーズを相手に無失点に抑える素晴らしいパフォーマンスを見せました。

2014年はリリーフから先発に転向し、開幕からの3試合で好成績を収めた後、故障で再調整。8月にはアメリカンリーグのピッチャー・オブ・ザ・マンス及びルーキー・オブ・ザ・マンスに選ばれ、リーグ4位タイの16勝を挙げ、勝率.800でトップに立つなど、大変注目を集める選手となりました。

2015年と2016年は先発としての地位を固めましたが、2016年には頭にボールを受けて負傷し、一時期は辛い日々を迎えました。

ブルージェイズ時代

シューメーカーは2018年末にトロント・ブルージェイズと契約。2019年には守備時に膝を負傷し、シーズンを通じて五試合の出場に限られました。2020年にフリーエージェントとなりました。

ツインズ時代

2021年にはミネソタ・ツインズと契約し、一定の活躍を見せましたが、7月にDFA（40人ロースターから外された後の最終手段）となり、最終的には自由契約に至りました。

ジャイアンツ傘下時代と巨人時代

サンフランシスコ・ジャイアンツの傘下でプレーした後、2022年には読売ジャイアンツと契約。彼はこの年、初めての完全試合を達成し、数々の注目の成績を残しました。しかし、シーズンオフには自由契約となりました。

投球スタイル

シューメーカーは、フォーシーム、ツーシーム、カッターといった速球を基本に、カーブやスライダー、チェンジアップなど多彩な変化球も使いこなします。彼はチェンジアップを主軸に据え、投球の約40%をこの球種で投げ、残りをツーシームやフォーシームで占めています。特に、スライダーやナックルカーブも投げるため、相手打者にとっては脅威となるピッチャーです。

人物

プライベートでは、妻と二人の子供を持つ家族を大切にする父親です。彼のヒゲがトレードマークでしたが、巨人入団を機に剃っています。

シューメーカーのキャリアは多くの挑戦と成果に彩られています。これからの彼の活躍にも引き続き注目が集まります。

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