東ミシガン大学

東ミシガン大学 (Eastern Michigan University)

東ミシガン大学（EMU）は、アメリカ合衆国ミシガン州南東部のイプシランティ市に位置する州立大学です。多様な学術プログラムと活気あるキャンパスライフを提供し、地域社会に貢献する人材育成に力を入れています。

歴史

東ミシガン大学は、1849年にミシガン州立師範学校として設立されました。これは、アメリカ合衆国を形成した13州のイギリス植民地以外の地域で最初の師範学校でした。教育機関としての長い歴史の中で、大学は数々の変遷を経て現在の形となりました。

年表

1849年: ミシガン州立師範学校として設立
1899年: ミシガン州立師範大学 (Michigan State Normal College)に改称
1956年: イースタンミシガンカレッジ (Eastern Michigan College)に改称
1959年: 東ミシガン大学 (Eastern Michigan University)に改称

名称

正式名称: Eastern Michigan University
日本語名: 東ミシガン大学、イースタンミシガン大学
略称: EMU (イー・エムーユー、またはイー・ミュー)
備考: ミシガン州には他に、北ミシガン大学、中央ミシガン大学、西ミシガン大学が存在します。

1929年から1991年まで、東ミシガン大学のスポーツチームは「ヒューロンズ」と呼ばれていましたが、ポリティカル・コレクトネスの観点から、1991年に「イーグルス」へと変更されました。

学部

東ミシガン大学は、以下の学部で構成されています。

美術と科学 (Arts & Sciences)
ビジネス (Business)
教職 (Education)
厚生省 (Health & Human Services)
科学技術 (Technology)
大学院 (Graduate School)

特に教職課程は世界的に高く評価されています。

学問分野

東ミシガン大学は、多様な学問分野を提供していますが、特に教職課程が強みとして知られています。

Forensics (討論)

東ミシガン大学のForensics Team (ディベートチーム)は、全米でも有数の強豪として知られています。2007年には全米2位に輝き、ミシガン州選手権では過去35回中33回優勝しています。

学生

学生の民族構成は以下の通りです。

70% 白人
16% アフリカ系アメリカ人
3% アジア系アメリカ人
2% ヒスパニック
1% インディアン
8% 無回答

国際交流も盛んで、イギリス、メキシコ、カナダ、ドイツ、スウェーデン、日本など、様々な国との互恵関係があります。日本との間では、関西外国語大学や東京学芸大学との交換留学プログラムが実施されています。また、東ミシガン大学はミシガン州立大学連合日本センターの関連大学でもあります。

スポーツ

東ミシガン大学のスポーツチームは「イーグルス」と呼ばれ、Mid-American Conference (MAC)に所属しています。陸上競技では、オリンピックに出場する卒業生も輩出しています。

主な卒業生

ヘイズ・ジョーンズ (陸上競技選手、東京オリンピック金メダリスト)
ウィンザー・マッケイ (アメリカンコミックのパイオニア)
チャーリー・バッチ (NFL選手)
Barry Stokes (フットボール選手)
John G. Coburn (将官)
John Hieftje (アナーバー市長)
Mark Jefferson (地理学者、ヴェルサイユ条約の地図作成者。キャンパス内に彼の名を冠した建物がある)
Maxx Crosby (NFL選手)

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