マシュー・ブライアン・ブッシュの野球キャリアと成績
マシュー・ブライアン・ブッシュ(Matthew Brian Bush,
1986年2月8日生まれ)は、アメリカ・
カリフォルニア州サンディエゴ出身の
プロ野球選手で、主に
投手として知られています。彼は右投右打の選手であり、現在はフリーエージェントとして活動しています。
経歴
プロ入り前
ブッシュはミッション・ベイ高等学校で優れた成績を残しており、最終学年では
遊撃手として
打率.450、11
本塁打、35
打点、さらに
投手としても9勝1敗、
防御率0.42を記録しました。その守備力と打撃力から、彼はドラフトの上位指名候補とされていました。
プロ入りとパドレス傘下時代
2004年のMLBドラフトで、
サンディエゴ・パドレスは地元のブッシュを全体1位指名し、315万ドルという高額契約で入団を果たしました。しかし、その後のキャリアは思わぬ方向へ進むこととなります。ブッシュは最初の年に29試合で
打率が1割台にとどまった後、2007年に
投手に転向しました。この転向後、
アリゾナリーグでは素晴らしい成績を残しましたが、肘の靱帯を痛め、
トミー・ジョン手術を受けることに。
2008年はリハビリのため全休することになりましたが、同年8月に喧嘩による負傷が報道され、野球以外の問題が彼のキャリアに影を落としました。
パドレス退団後
2009年には泥酔事件により自由契約となり、その後、
トロント・ブルージェイズに
トレードされたものの、素行不良が影響し契約が解除されました。2010年には
タンパベイ・レイズとマイナー契約を結び、ようやく実戦に復帰しました。
2011年はAA級モンゴメリーで活躍し、奪
三振率13.8という数字を記録。2012年には飲酒運転の事故を起こし、再びトラブルに見舞われますが、その後、出所し野球に復帰しました。
レンジャーズ時代
2015年には
テキサス・レンジャーズとマイナー契約を結び、
2016年にメジャーでデビュー。以後は多くの試合に
登板し、
防御率2.48の成績を残しました。2017年の成績はやや下降しましたが、オフには右肩の手術を受け、翌年もAA級での出場にとどまりました。
2020年はCOVID-19の影響で出場機会がありませんでしたが、2021年にはメジャーで復帰し、2022年も活動を続けました。
投球スタイル
ブッシュは176cmと小柄ですが、最速100.9mph(約162.4km/h)という
速球を投げ、平常時でも平均97mphを記録しています。また、スライダーやカーブも投げる技巧派です。
人物
彼は
野球メキシコ代表資格があり、第4回WBCメキシコ代表へ参加する可能性について検討されています。ブッシュのキャリアは多くの困難に満ちていますが、その中でも投球に対する情熱は衰えることなく続いています。彼のさらなる活躍に期待が寄せられています。
詳細情報
ブッシュの通算成績は以下の通りです。彼の背番号は51で、
2016年から2023年まで使用されました。
おわりに
マシュー・ブライアン・ブッシュのキャリアは、挫折や困難を乗り越えた先に成功があることを教えてくれます。彼の今後の活動にも注目が集まることでしょう。