マット・マクブライド

マシュー・ハガーティ・“マット”・マクブライドのキャリア

マシュー・ハガーティ・“マット”・マクブライド（Matthew Hagerty "Matt" McBride）は、1985年5月23日にペンシルベニア州ベスレヘムで生まれたアメリカの元プロ野球選手である。彼は外野手、一塁手、さらには捕手としてもプレーをした。マクブライドは右投右打の選手で、数年にわたりメジャーリーグで活躍した。

プロ入りとインディアンス時代

マクブライドは2006年のMLBドラフトでクリーブランド・インディアンスから2巡目（全体75位）で指名され、プロ入りを果たした。しかし、インディアンス在籍中はメジャーリーグの試合に出場する機会はなかった。

ロッキーズでの挑戦

2011年、彼はウバルド・ヒメネスとのトレードでコロラド・ロッキーズへ移籍。2012年8月4日にはサンフランシスコ・ジャイアンツとの試合でメジャーデビューを果たした。デビュー戦では初安打を含む2本のヒットを記録し、1打点を挙げた。このシーズンは31試合に出場し、打率.205、2本塁打、11打点を残した。

2013年はメジャーリーグでの出場は無く、AAA級チームで活躍。48試合に出場して打率.328を記録し、15本塁打、45打点をあげた。このパフォーマンスが評価され、彼は2014年8月19日にメジャーに昇格。この年は21試合に出場し、打率.226、2本塁打、6打点を記録した。2015年には再びメジャー昇格を果たしたが、成績が振るわず、最終的にはDFA（指名解除）となってしまった。

同年、彼は国際舞台でも活躍。第1回WBSCプレミア12にアメリカ合衆国代表として参加し、特に11月14日の日本戦では本塁打を放つなどの素晴らしいパフォーマンスを見せた。この大会でマクブライドは22打数11安打、打率.500、1本塁打、5打点と outstanding な成績を上げ、首位打者にも輝いた。

アスレチックスでのプレー

その後、2016年1月にオークランド・アスレチックスとマイナー契約を結び、AAA級ナッシュビル・サウンズでシーズンを開始。しかし、4月27日にメジャーに昇格し、アクティブ・ロースターに名を連ねることになった。この時期、横浜DeNAベイスターズからの獲得交渉があったが、昇格により交渉が頓挫、その年は20試合に出場し、打率.209、2打点という成績を残した。10月には40人枠から外れ、FAとなるも、11月にはマイナー契約で再契約した。2017年もAAA級ナッシュビルでプレーし、79試合に出場、打率.231、10本塁打、49打点を記録した。

フィリーズ傘下での最後の挑戦

2018年にはフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として選ばれたが、2019年オフには再びFAとなった。

現役引退とその後

2020年、マクブライドは現役を引退し、その後はファイナンシャル・プランナーとしての新しい道を歩み始めた。プロ野球選手としてのキャリアは多くの挑戦と栄光に満ちており、引退後の人生においても彼の経験が活かされることが期待されている。


彼の経歴は、スポーツにおける成功だけでなく、その後の人生においても新たな挑戦を迎える一人の一例を示している。

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