マティアジュ・ケク

マティアジュ・ケク（Matjaž Kek、1961年9月9日 - ）は、旧ユーゴスラビア（現スロベニア）のマリボル出身の元サッカー選手であり、現在はサッカー指導者として活躍しています。現役時代は主にセンターバックとしてプレーし、現在はスロベニア代表の監督を務めています（2018年11月就任）。

選手としてのキャリア

ケクは、主にスロベニアやオーストリアのクラブでセンターバックとして活躍しました。特にNKマリボルには、1980年から5年間、そして1995年から4年間在籍し、公式戦150試合近くに出場しました。また、1992年7月11日には、キプロス代表との親善試合でスロベニア代表デビューを果たしました。

指導者としてのキャリア

1999年にマリボルで現役を引退後、すぐに指導者としてのキャリアをスタートさせました。2000年からはマリボルで暫定監督や正監督を務め、2006年にはスロベニア代表の世代別代表の指揮を執りました。

2007年1月5日、スロベニア代表の監督に就任。2010 FIFAワールドカップ・予選では、グループ3でスロバキア代表に次ぐ2位となり、予選2回戦に進出。2回戦ではロシア代表を破り、2002年以来となるワールドカップ本大会出場を果たしました。本大会では、イングランド代表、アメリカ代表、アルジェリア代表と同組となり、1勝1分1敗でグループステージ敗退となりました。

2011年10月24日、UEFA EURO 2012本大会出場を逃したことで、スロベニア代表監督を辞任しました。

その後、2011年12月20日には、サウジアラビアのアル・イテハドの監督に招聘されました。

2013年2月27日、クロアチアのHNKリエカの監督に就任。リエカでは約5シーズンの在籍期間中に、3度のUEFAヨーロッパリーグ本大会出場に導きましたが、いずれもグループステージ敗退に終わりました。国内では、2016-17シーズンにリーグ戦とクロアチア・カップの2冠を達成するなど、通算4つのタイトルを獲得しました。

2018年11月27日、2度目となるスロベニア代表監督に就任し、現在に至ります。

代表成績

* 国際Aマッチ：1試合0得点（1992年）

監督成績

(2022年6月12日現在)

マティアジュ・ケクは、選手としても指導者としても、スロベニアサッカー界に大きな足跡を残している人物です。特に、スロベニア代表をワールドカップ本大会に導いた功績は、長く語り継がれるでしょう。

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