マテウス・ウリベ

アンドレス・マテウス・ウリベ・ビジャ

アンドレス・マテウス・ウリベ・ビジャ（Andrés Mateus Uribe Villa、1991年3月21日生まれ）は、コロンビア・メデジン出身のプロサッカー選手です。彼は現在カタール・スターズリーグのアル・サッドでミッドフィルダーとして活躍しており、コロンビア代表チームにも選ばれています。

クラブ経歴

初期のキャリア

ウリベは、メデジンで生まれ、エンビガドFCのユースチームでサッカーを始めましたが、トップチームでの出場機会はあまり多くありませんでした。一時、彼はアンティオキア県の地域リーグで1年間プレーした後、アルゼンチンのデポルティーボ・エスパニョールでプロデビューを果たしました。そこで彼は4試合で2ゴールを挙げ、プロとしての地歩を固めました。その後、コロンビアに戻ったウリベは、エンビガドFCやデポルテス・トリマ、アトレティコ・ナシオナルでレギュラー選手として活躍しました。

メキシコへ移籍

2017年8月1日、ウリベはメキシコのクラブ・アメリカに移籍し、初年度にはクラウスーラにおいて14ゴールを記録しました。その活躍が評価される形で、2018年にはクラウスーラ・ベストイレブンにも選ばれました。

ポルトガルでの挑戦

2019年8月5日、ウリベはFCポルトと契約を結びました。彼のポルトでの初出場は、UEFAチャンピオンズリーグ予選でFCクラスノダールとの試合で実現しました。しかし、彼はチームメイトとの私生活において不名誉な事件にも関与してしまい、あるダービーゲームで出場停止の処分を受けることになりました。2020年7月25日にはSCブラガ戦でポルトでの初ゴールを決めましたが、試合は逆転負けとなりました。一方で、同年2月にはタッサ・デ・ポルトガルの準決勝で激しいプレーが原因となり、退場処分を受けるなど、少々波乱の多いシーズンでもありました。

中東でのキャリア

2023年6月5日、ウリベはアル・サッドと3年間の契約を結び、再び新たな挑戦を迎えました。

代表経歴

ウリベは2017年1月25日に、ブラジル戦でコロンビア代表としての初出場を果たしました。また、彼は2018 FIFAワールドカップにも選ばれ、4試合中3試合に出場しました。特にイングランドとのラウンド16では、追加時間におけるプレーが運命を左右しました。最終的に、ウリベはPK戦での蹴り手となったものの、クロスバーに当たってしまったため、コロンビアは大会からの退場を余儀なくされました。2019年6月9日には、ペルーとの親善試合で自身の代表初ゴールを含む2ゴールを挙げる活躍をしました。

主なタイトル

ウリベはクラブキャリアで、アトレティコ・ナシオナルの一員として、カテゴリア・プリメーラAやコパ・コロンビアなどのタイトルを獲得しました。また、FCポルトではプリメイラ・リーガやタッサ・デ・ポルトガルといった大きなタイトルを手にしました。個人としても、CONCACAFチャンピオンズリーグやリーガMXのベストイレブンに選出されています。

ウリベは、その持ち前のテクニックと戦術理解を活かし、国内外で評価されている選手の一人です。

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