マテマティカ2

マテマティカ2

『マテマティカ2』は、2007年4月2日から2013年3月11日までNHK教育テレビジョンで放送されていた、小学校4年生から6年生向けの学校放送番組（教科：算数）です。

概要

2004年3月まで放送されていた『マテマティカ』の後継番組として、そのコンセプトを受け継ぎながらも、演出を大幅にリニューアルしました。対象学年も小学校3年生までから4年生以上に引き上げられています。また、『かんじるさんすう 1，2，3!』の終了により、小学校低学年向けの算数番組が一時的に消滅していた2008年度からは、本番組が小学生向けの唯一の算数番組となっていました。

監修は『直観でわかる数学』の著者である畑村洋太郎氏（当時工学院大学教授、東京大学名誉教授）が担当。番組構成は、出演する児童が課題に試行錯誤しながら取り組むプロセスを丁寧に描くことで、視聴者の数や図形に関する概念の直感的な理解を促すことを目指していました。

放送時間

放送時間はすべて日本標準時です。

キャラクター

番組には、ユニークなキャラクターたちが登場しました。

イッシー人：手足のついた石のキャラクターで、「石田」「石井」「石野」など、名前に「石」がつくのが特徴です。体が立方体であることを活かし、目の前に現れる図形の面積を測ろうとします。長方形は簡単に測れますが、平行四辺形や三角形、円などの測定には工夫が必要です。
たまご舞踊団：鶏の卵のような外見のキャラクターで、盤上で踊りながら整列します。ただし、人数が合わないとうまく整列できません。リーダーの名前は「玉井」です。
マテマシーン：計算機で、番組で取り上げられた計算方法を実践します。力みながら計算を行い、結果が出るとけたたましくベルを鳴らします。

放映リスト

番組で放送された主なテーマは以下の通りです。

どっちが広い?
三角を四角く
円を四角く
数の気持ち
公私の別
一人前になりたい
大きい数の感じ方
おおざっぱ計算術
一皮むけたら?
立体を四角く
三面図でわかる?
割り算って何だ
くり返し引くと?
分数で同じ形?
木って分けると?
0より小さく
数で表す
時速から光速まで
過去から未来を見る
部分と全体

スタッフ

番組制作には、以下のスタッフが携わっていました。

ナレーション：高戸靖広
イッシー人の声：塩屋浩三、郷里大輔、私市淳
監修：畑村洋太郎
タイトル：富田勉
アニメーション：保田克史
作曲：清水靖晃
演奏：清水靖晃＆サキソフォネッツ

脚注

番組に関するデータは、NHK for Schoolの公式サイトで公開されている番組動画から得ています。

外部リンク

マテマティカ2|NHK for School
マテマティカ2 - NHK放送史

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