マテマティカ

マテマティカ

『マテマティカ』は、1999年4月6日から2003年3月20日までNHK教育テレビジョンで放送された小学校低学年向けの算数教育番組です。その後、2003年4月10日から2004年3月18日までは『はじめてのさんすう マテマティカ』とタイトルを変えて放送されました。

概要

この番組の最大の特徴は、数学者であり大道芸人でもあるピーター・フランクルを起用した点です。彼は、ジャグリングやマジックなどの大道芸を披露しながら、子どもたちに算数の概念を分かりやすく解説しました。番組タイトルは、ラテン語で数学を意味する「mathematica」に由来しています。

1998年8月17日には、『マテマティカ!』というパイロット版が放送され、翌年からレギュラー放送が開始されました。1999年4月20日に放送された「さんにんでさんかく」の回は、第26回日本賞こども部門で外務大臣賞を受賞しており、その質の高さが評価されています。この回は、神奈川県横浜市にある放送ライブラリーで視聴することができます。

『マテマティカ』の終了後、同じく低学年向けの算数番組として『かんじるさんすう 1，2，3!』がスタートしました。さらに、3年後の2007年4月には、実質的な後継番組である『マテマティカ2』も放送開始され、その人気を引き継ぎました。

放送時間

放送時間は日本標準時で、別の時間帯での再放送も行われていました。また、学校が長期休暇に入る時期には、放送時間の変更もありました。

マテマティカ
はじめてのさんすう マテマティカ

出演者

ピーター・フランクル
池田彩香
蛯谷夢
山田慶太
榎本亮太
寉岡萌希
松岡洋子（語り）

放映リスト

番組では、以下のようなテーマで様々な算数の概念が紹介されました。

ころころまんまる
さんにんでさんかく
きっちりしかく
ぐんぐんおおきく
みぎとひだり
かたちのふしぎ
くりかえしのまほう
かずのくにへ
かずがうまれるとき
まほうのけいさんき
100ってなに?
ふえたりへったり
九九のひみつ
かずのくにのことば
かずのふしぎ
はかりのくにへ
ものさしってなに?
メートルものがたり
ときのはかり
さんすうアルバム

スタッフ

番組制作には、以下のスタッフが携わりました。

タイトル - 富田勉
アニメーション - 真賀里文子
構成 - 木村佳代
演出 - 小泉世津子

音楽

番組の音楽は、中川俊郎 & ブルース3兄弟が担当しました。

出版物

番組の内容をまとめた書籍も出版されています。

NHKマテマティカ 見て、感じて、発見する算数 初級編（2011年12月、編集：NHK「マテマティカ」制作班、出版：金の星社、ISBN 978-4-323-07196-1）
NHKマテマティカ 見て、感じて、発見する算数 中・上級編（2011年12月、編集：NHK「マテマティカ」制作班、出版：金の星社、ISBN 978-4-323-07197-8）
NHKマテマティカ 見て、感じて、発見する算数 2巻セット（2012年4月、編集：NHK「マテマティカ」制作班、出版：金の星社、ISBN 978-4-323-93290-3）

脚注

外部リンク

* マテマティカ - NHK放送史

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