マヌエル・ロンバルド

マヌエル・ロンバルド (Manuel Lombardo)

マヌエル・ロンバルドは、1998年12月4日生まれのイタリア出身の柔道家です。身長173cm。主な階級は66kg級と73kg級。

経歴

ロンバルドは、2015年のヨーロッパカデ60kg級で優勝し、国際舞台で頭角を現しました。同年、ヨーロッパユースオリンピックフェスティバルでも2位に入賞しています。その後、2016年のヨーロッパジュニアで3位に入ると、2017年に階級を66kg級に上げ、世界ジュニアでは5位となりました。

2018年には、地中海競技大会で優勝。ヨーロッパジュニアと世界ジュニアでも優勝を飾り、その実力を ప్రపంచに示しました。2019年には、グランプリ・テルアビブでIJFワールド柔道ツアー初優勝を果たします。

同年、グランドスラム・パリでは、2回戦で世界チャンピオンの阿部一二三から肩車で技ありを2つ奪い一本勝ち。しかし、その後敗れて5位に終わりました。この時、ロンバルドはイタリア代表チームのゼネラルマネージャーである村上清が秘密兵器として期待を寄せていた選手でした。

2019年の世界選手権では、準々決勝でデニス・ビエルに敗れ、3位決定戦で阿部一二三と対戦。GSで一本背負投を返して一本を取ったかに見えましたが取り消され、直後に釣腰で敗れて5位に終わりました。周囲からは一本だったという声も上がりましたが、ロンバルドはこの結果を受け入れ、この敗戦が自身を強くすると考えています。

その後、グランドスラム・ブラジリアで2位、グランドスラム・アブダビで優勝、ワールドマスターズでも優勝を飾りました。ロンバルドにとって、ヨーロッパ選手権、世界選手権、オリンピックの3大会のみが真に意味のあるものだとされています。

2021年のヨーロッパ選手権では優勝。世界選手権では決勝で丸山城志郎に巴投げで敗れ2位となりました。東京オリンピックでは5位に終わりました。

その後、階級を73kg級に上げ、2022年のグランドスラム・アンタルヤで2位。2023年の世界選手権では決勝に進むも、ニルス・シュトゥンプに反則負けを喫して2位となりました。2024年にはグランドスラム・タシケントとグランドスラム・アスタナで優勝。パリオリンピックでは7位に終わっています。

IJF世界ランキングは5602ポイントで1位を獲得しています（24/7/22現在）。

主な戦績

2015年 - ヨーロッパカデ 優勝（60kg級）
2015年 - ヨーロッパユースオリンピックフェスティバル 2位（60kg級）
2016年 - ヨーロッパジュニア 3位（60kg級）
2017年 - 世界ジュニア 5位（66kg級）
2018年 - 地中海競技大会 優勝（66kg級）
2018年 - ヨーロッパジュニア 優勝（66kg級）
2018年 - 世界ジュニア 優勝（66kg級）
2019年 - グランプリ・テルアビブ 優勝（66kg級）
2019年 - グランドスラム・パリ 5位（66kg級）
2019年 - 世界選手権 5位（66kg級）
2019年 - グランドスラム・ブラジリア 2位（66kg級）
2019年 - グランドスラム・アブダビ 優勝（66kg級）
2019年 - ワールドマスターズ 優勝（66kg級）
2021年 - ヨーロッパ選手権 優勝（66kg級）
2021年 - 世界選手権 2位（66kg級）
2021年 - 東京オリンピック 5位（66kg級）
2022年 - グランドスラム・アンタルヤ 2位（73kg級）
2022年 - グランドスラム・トビリシ 5位（73kg級）
2022年 - グランプリ・ザグレブ 優勝（73kg級）
2023年 - グランドスラム・アンタルヤ 優勝（73kg級）
2023年 - 世界選手権 2位（73kg級）
2023年 - グランドスラム・東京 3位（73kg級）
2023年 - ヨーロッパオープン選手権 2位（73kg級）
2024年 - グランドスラム・タシケント 優勝（73kg級）
2024年 - グランドスラム・アスタナ 優勝（73kg級）
2024年 - パリオリンピック 7位（73kg級）

(出典: JudoInside.com)

外部リンク

* マヌエル・ロンバルド - JudoInside.com のプロフィール（英語）

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