マヌエレ・ブラージ

マヌエレ・ブラージは、1980年8月17日にイタリアのチヴィタヴェッキアで生まれた元サッカー選手であり、現在は指導者として活躍しています。現役時代のポジションは主にミッドフィルダーでした。

ブラージは、フランチェスコ・トッティなど数々の名選手を輩出してきたASローマの育成組織であるプリマヴェーラ出身です。16歳という若さでトップチームに昇格を果たしましたが、経験を積むため、セリエBのUSレッチェへレンタル移籍しました。レッチェでは12試合に出場した後、1999年にローマへ復帰しました。

しかし、当時のローマの中盤は選手層が厚く、ブラージは出場機会を得るのに苦労しました。1999-2000シーズンには、中田英寿選手とのトレード要員としてACペルージャへ移籍することになりました。正式加入は翌シーズンからとなり、2000年1月22日のピアチェンツァ・カルチョ戦でセリエAデビューを果たしました。ペルージャでは、セルセ・コズミ監督からの信頼を得て、レギュラーとして活躍し、クラブの3シーズン連続でのセリエA残留に貢献しました。

2002年にはユヴェントスFCと契約を結びましたが、2002-03シーズンはそのままペルージャへ、翌シーズンはACパルマへレンタル移籍しました。パルマでは、第2節の古巣ペルージャ戦後のドーピング検査で陽性反応が出てしまい、長期の出場停止処分を受け、このシーズンは12試合の出場にとどまりました。しかし、保有権を持つユヴェントスに復帰した2004-05シーズンには、守備面において大きく成長し、チームのスクデット獲得に貢献しました。翌2005-06シーズンには、パトリック・ヴィエラが加入し、ジョナタン・ゼビナの故障もあって右サイドバックにコンバートされましたが、ファビオ・カペッロ監督の信頼を得るには至らず、控えに甘んじました。

2006-07シーズンには、レンタル移籍でACFフィオレンティーナに加入しましたが、出場機会には恵まれませんでした。2007-08シーズンからは、ユヴェントスと共同保有の形でSSCナポリに移籍し、2シーズンにわたりレギュラーとしてプレーしました。

2009-10シーズンには、USチッタ・ディ・パレルモへレンタル移籍し、翌シーズンはナポリに復帰しました。2011年からは、完全移籍の形でパルマで再びプレーし、2012年1月にはUSレッチェへ移籍しました。

2015年8月17日には、マルコ・マテラッツィが監督を務めるインドスーパーリーグ（ISL）のチェンナイインFCに加入しました。2016年2月2日には、レガ・プロのSSイスキア・イゾラヴェルデに加入し、母国イタリアに復帰しましたが、翌月22日にクラブとの契約を解除しました。同年7月26日には、再びチェンナイインと契約を締結しました。

2017年9月12日には、ASDコンパニア・ポルトゥアーレ・チヴィタヴェッキア2005の指揮官に就任し、指導者としてのキャリアをスタートさせました。

タイトル

チェンナイイン
インディアン・スーパーリーグ：2015

外部リンク

* Manuele Blasi - player profile Transfermarkt

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