マリック・アレン

マリック・アレンは、1978年6月27日生まれ、ニュージャージー州出身のアメリカ人です。彼は、NBAで10シーズンに渡り活躍した元プロバスケットボール選手であり、現在はマイアミ・ヒートのアシスタントコーチを務めています。身長208cm、体重116kgの恵まれた体格を生かし、パワーフォワードとして活躍しました。背番号は30番でした。

大学時代

アレンはヴィラノバ大学に4年間在籍し、バスケットボール選手として着実に成長しました。通算成績は9.0得点、5.7リバウンドを記録し、同大学史上21人目となる1,000得点500リバウンド達成者となりました。3シーズン目には、1試合平均14.2得点、7.4リバウンド、1.88ブロックという目覚ましい成績を残し、オール・ビッグイーストセカンドチームに選出されるなど、その才能を開花させました。

NBAでの活躍

大学卒業後、アレンはNBAドラフトにエントリーしましたが、指名を受けることはできませんでした。その後、独立リーグであるABAで長谷川誠選手らとプレーしました。

2001-02シーズン、アレンはマイアミ・ヒートと契約し、念願のNBA入りを果たしました。しかし、このシーズンは12試合の出場に留まりました。

翌2002-03シーズン、アレンはチームの主力選手として大きく飛躍し、80試合に出場、うち73試合で先発出場を果たしました。キャリアハイとなる1試合平均9.6得点、5.3リバウンド、1.0ブロックを記録し、シーズン終了後にはヒートと再契約を結びました。

その後、出場時間は減少しましたが、2004-05シーズン途中にスティーヴ・スミスとのトレードでシャーロット・ボブキャッツに移籍、シーズン終了後にはシカゴ・ブルズへ移籍しました。

ブルズには2年間在籍し、2006-07シーズン終了後にニュージャージー・ネッツに移籍、さらに2007-08シーズン中にはジェイソン・キッドを核とする大型トレードに組み込まれ、ダラス・マーベリックスへと移籍しました。

コーチとしてのキャリア

現役引退後、アレンはコーチとしてのキャリアをスタートさせました。2014年からはスタン・ヴァン・ガンディのもとでデトロイト・ピストンズのアシスタントコーチを務め、2018年からはミネソタ・ティンバーウルブズのアシスタントコーチとして活動しました。

そして2019年からは、かつて選手として所属したマイアミ・ヒートのアシスタントコーチとして、チームの指導に力を注いでいます。

外部リンク

NBA.com （英語）

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