マリベル・ベルドゥ

マリベル・ベルドゥのプロフィール

マリベル・ベルドゥ（Maribel Verdú）は、1970年10月2日にスペインのマドリードで生まれ、本名をマリア・イサベル・ベルドゥ・ロリャンといいます。彼女は主にスペインの映画界で活躍する女優として知られており、その演技力と個性的なキャラクターで多くのファンを魅了しています。

初期のキャリア

ベルドゥは、13歳のころに映画『El Crimen del Capitan Sánchez』で初めて顔を見せた後、15歳で女優への道を決意しました。彼女のデビュー作はリカルド・フランコ監督による『El sueño de Tánger』で、若くして才能を発揮しました。1986年にモンチョ・アルメンダリス監督の『27 horas』で演じた麻薬中毒者の少女役は、彼女のキャリアにおいて重要な出来事となりました。

映画における成功

彼女の名声は次第に広まり、1991年に映画『アマンテス/愛人』で初めてゴヤ賞にノミネートされました。この作品が彼女のキャリアのターニングポイントであると語っており、以降の作品でも高い評価を得ています。特に、彼女が演じた『ベルエポック』（1992年）、『パンズ・ラビリンス』（2006年）、『ブランカニエベス』（2012年）などの映画は、彼女の幅広い演技力を示しています。

国際的には、2001年にアルフォンソ・キュアロン監督の『天国の口、終りの楽園。』に出演して以降、評価が一気に高まりました。また、ギレルモ・デル・トロ監督による『パンズ・ラビリンス』では、強烈な印象を残すキャラクターとしてその名を知られるようになりました。

受賞歴

ベルドゥは、これまでにゴヤ賞に10回以上ノミネートされ、2007年には初受賞を果たしました。また、フォトグラマス・デ・プラータの女優賞を2度受賞するなど、数々の賞でその演技が評価されています。特に『ブランカニエベス』での演技も多くの賞にノミネートされ、彼女のキャリアの一部となっています。

プライベート

1999年に俳優のペドロ・ララニャガと結婚しましたが、子どもはいません。彼女自身、母性愛を持てないという理由を語っており、仕事に専念する姿勢が窺えます。また、彼女はビセンテ・アランダ監督の大ファンであり、国外の映画作家ではシドニー・ポラックを好んでいるようです。

まとめ

マリベル・ベルドゥは、彼女自身の独特なスタイルと演技力で、スペイン映画界だけでなく国際的にも広く認識されています。彼女のキャリアは、観客に感動を与える作品の数々によって形成され、今後もさらなる活躍が期待されます。

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