マルイ (新潟県)

株式会社マルイ：新潟の地域に根ざしたスーパーマーケット

株式会社マルイは、新潟県見附市に本社を置くスーパーマーケットチェーンです。新潟県中越地方、県央地域を中心に、マルイ、アトレなどの店舗を展開し、地域住民の生活を支えています。

事業内容と規模

同社は、新潟県中越地方、下越地方、佐渡地方に27店舗（2021年時点）を展開しており、その売上高は、県内スーパーマーケット企業の中でトップ4に入る規模を誇ります。 主要な店舗所在地は、見附市、長岡市、三条市、柏崎市、燕市、新潟市、佐渡市などです。

マルイを基幹ブランドとして、柏崎市、新潟市、燕市には「アトレ」ブランドの店舗も展開しています。さらに、各店舗には、ファッションマルイ、ハロードラッグ（薬局）、酒広場、ザ・ダイソー（100円ショップ）といったテナントも併設されていることが特徴です。

近年では、地域貢献の一環として移動スーパー「とくし丸」事業にも注力しています。2018年に佐渡市で運行を開始し、2021年時点では県内30台以上が稼働しており、県内シェアは約8割を占める規模にまで成長しています。この移動スーパー事業は、マルイ全体の売上高の約2.5％を占めています。

2021年には、同じCGCグループに加盟するウオロクと業務資本提携を行い、更なる発展を目指しています。

歴史と沿革

株式会社マルイの歴史は1966年9月にさかのぼります。資本金200万円で有限会社マルイとして創業し、1971年10月には西蒲原郡分水町に分水店を開設しました。その後、順調に店舗数を増やし、1976年11月には株式会社へ組織変更。1978年にはCGCグループに加盟し、積極的な事業展開を続けてきました。

1980年代から1990年代にかけては、店舗の改装や移転、新規店舗の開設、POSシステムの導入など、事業拡大と効率化に注力。1995年にはCIを導入し、ブランドイメージの統一を図りました。

2000年代に入ると、物流センターの移転・拡張や新規店舗の開設を継続。2020年には長岡市の複合型商業施設「Dia Plaza」に長岡駅前店を開設しました。これは、イトーヨーカドー丸大長岡店の後継テナントとして、地域に貢献する象徴的な出来事となりました。

他社との関係

株式会社マルイは、ファッションビルを運営する株式会社丸井グループ（OIOI）、北海道の百貨店である丸井今井、岡山県のCGC加盟店であるマルイとは、一切関係がありません。

まとめ

株式会社マルイは、地域密着型の経営を貫き、長年にわたって新潟県民の生活を支えてきたスーパーマーケットです。売上高の上位にランクインする規模と、移動スーパー事業への積極的な取り組みは、同社の地域社会への貢献の大きさを示しています。今後も、CGCグループの一員として、さらなる発展が期待されます。

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