マルコ・マッツィエーリ

マルコ・マッツィエーリ（Marco Mazzieri、1962年12月20日 - ）は、イタリアのトスカーナ州グロッセート県グロッセート出身の元プロ野球選手であり、現在はプロ野球監督として活躍しています。

現役時代

マッツィエーリは1980年から、地元のグロッセート・オリオールズで選手としてのキャリアをスタートさせました。1988年には、第30回IBAFワールドカップのイタリア代表に選出され、国際舞台での経験を積みます。その後も、1989年の第9回IBAFインターコンチネンタルカップ、1990年の第31回IBAFワールドカップと、続けてイタリア代表として選出されました。

1990年にグロッセート・オリオールズを退団後、1991年にはガルビ・ヴェルディ・カザレッキオへ移籍しますが、同年限りでチームを去ります。1992年にはフォルティチュード・ボローニャへ移籍し、1993年までプレーしました。1994年には、古巣であるグロッセート・オリオールズに復帰し、2000年に現役を引退するまでプレーを続けました。

引退後

引退後、マッツィエーリは指導者としての道を歩み始めます。2001年からは、古巣グロッセート・オリオールズでコーチを務め、後進の育成に尽力しました。2003年にコーチを退任。

2007年からは、イタリア代表の監督に就任し、国際舞台で手腕を発揮します。同年11月には、第37回IBAFワールドカップでイタリア代表監督を務めました。2009年3月には、第2回WBC（ワールド・ベースボール・クラシック）のイタリア代表監督を務め、世界の強豪国に挑みました。同年9月には、第38回IBAFワールドカップでもイタリア代表監督を務めました。

2010年7月には、第31回ヨーロッパ野球選手権大会のイタリア代表監督としてチームを率い、見事優勝を果たしました。2011年10月には、第39回IBAFワールドカップのイタリア代表監督を務め、2012年9月には、第32回ヨーロッパ野球選手権大会で再びイタリア代表を優勝に導き、2大会連続2度目の優勝という輝かしい記録を打ち立てました。

2013年3月には、第3回WBCのイタリア代表監督を務め、2014年9月には、第33回ヨーロッパ野球選手権大会で指揮を執りました。2015年2月17日には、「GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表」において、欧州代表コーチを務めることが発表されました。同年11月には、第1回WBSCプレミア12のイタリア代表監督を務めました。

マッツィエーリは、選手として、そして監督として、イタリア野球界に多大な貢献をしてきた人物です。特に、イタリア代表監督としてヨーロッパ野球選手権で2度の優勝を達成した功績は大きく、彼の指導力とリーダーシップが高く評価されています。

代表歴

第30回IBAFワールドカップ・イタリア代表
第9回IBAFインターコンチネンタルカップ・イタリア代表
第31回IBAFワールドカップ・イタリア代表

監督歴

第37回IBAFワールドカップ・イタリア代表
2009 ワールド・ベースボール・クラシック・イタリア代表
第38回IBAFワールドカップ・イタリア代表
第31回ヨーロッパ野球選手権大会イタリア代表
第39回IBAFワールドカップ・イタリア代表
第32回ヨーロッパ野球選権大会イタリア代表
2013 ワールド・ベースボール・クラシック・イタリア代表
第33回ヨーロッパ野球選手権大会イタリア代表
2015 WBSCプレミア12 イタリア代表

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