マルーマ

マルーマ (Maluma)

マルーマ（本名：フアン・ルイス・ロンドニョ・アリアス、1994年1月28日 - ）は、コロンビアを代表する歌手、シンガーソングライターです。2010年のデビュー以来、ラテン音楽界で最も成功したアーティストの一人として知られています。

生い立ちと音楽への目覚め

マルーマは、コロンビアのメデジンで、マルリ・アリアスとルイス・ロンドニョの間に生まれました。姉のマヌエラがおり、彼の芸名「マルーマ」は、家族3人の名前の頭文字から取られています。

幼少期はスポーツに熱中し、特にサッカーでは、アトレティコ・ナシオナルとエクアダ・クラブ・デポルティーボの下部組織で8年間も練習に励んでいました。しかし、音楽への情熱も捨てきれず、学生時代には歌のコンテストに出場し、アンドレス・セペダの楽曲を歌って見事優勝を果たします。15歳の時、彼が作曲した楽曲が音楽プロデューサーの目に留まり、アルバム制作と覚えやすい芸名を提案されたことが、「マルーマ」誕生のきっかけとなりました。

デビューから世界的スターへ

2011年にシングル「Farandulera」でプロデビュー。翌年にはアルバム『Magia』をリリースしました。彼のミュージックビデオはYouTubeで数々の記録を打ち立て、2024年現在、10作品が10億回以上の再生回数を記録しています。

2019年には、マドンナとのシングル「メデジン」で共演し、その才能を世界に示しました。2020年のシングル「ハワイ」(Hawái)は、ビルボードのラテン・ソング・チャートで9週連続1位を獲得する大ヒットとなりました。2022年には、ジェニファー・ロペスと共演した映画『マリー・ミー』で映画デビューも果たしています。2023年には、日本の人気YouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』に出演し、「ハワイ」と「Junio」の2曲を披露し、日本のファンを魅了しました。

人柄と多様性への理解

過去にはゲイであるという憶測が流れましたが、マルーマはこれを否定しています。しかし、LGBTQ+コミュニティへの支持は公言しており、公演中にレインボーフラッグを掲げたファンを擁護するなどの行動を見せています。また、自身のSNSに裸に近い写真を投稿することもありますが、これについては「自分自身であることを楽しんでいる」と語っています。

ディスコグラフィー

アルバム

『Magia』(2012)
『Pretty Boy, Dirty Boy』(2015)
『F.A.M.E.』(2018)
『11:11』(2019)
『Papi Juancho』(2020)
『7 Día En Jamaica 』(2021)
『Don Juan』 (2023)

映画

「ミラベルと魔法だらけの家」(2021) - マリアーノ役（声の出演）
「マリー・ミー」(2021) - バスティアン役

外部リンク

公式ウェブサイト
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