マンハッタンの通りの一覧

マンハッタンの数字で名付けられた通り：徹底ガイド

マンハッタンを特徴づける碁盤目状の街路、その中でも東西に走る数字で名付けられた通り（ストリート）は、都市の構造を理解する上で重要な要素です。この記事では、これらの通りの概要から詳細情報までを網羅的に解説します。

概要

マンハッタンの主要な通りは、東西に走る数字で名付けられた通りです。これらの通りは、完全に東西方向へ向いているわけではなく、ハドソン川と並行するように、西側が北へ約29度ずれています。

これらの通りを東西に走るバスや地下鉄などの交通は、クロスタウン・トラフィックと呼ばれます。一般的に、偶数番号の通りは東行き一方通行、奇数番号の通りは西行き一方通行となっています。ただし、14丁目、23丁目、34丁目、42丁目、57丁目などは両方向通行です。

8丁目より下の通りはブロードウェイ、8丁目より上の通りは5番街を境に東西に分けられます。例えば、10丁目の場合、5番街を境に東10丁目 (East 10th Street) と西10丁目 (West 10th Street) になります。

数字名の通りは、イースト・ヴィレッジのイースト・ハウストン・ストリートのすぐ北から1丁目が始まり、北へ行くほど数字が増えていきます。しかし、グリニッジ・ヴィレッジには数字名の通りはあまり伸びていません。これは、グリニッジ・ヴィレッジの通りが、1811年委員会計画による区画計画以前から存在していたためです。

マンハッタン島で最も高い数字の通りは220丁目（マーブル・ヒルを含むマンハッタン区では228丁目）ですが、ブロンクス区へ入ると263丁目まで続きます。

各通りの詳細

以下に、いくつかの主要な通りの特徴を紹介します。

1丁目から7丁目: イースト・ハウストン・ストリートのすぐ北から始まり、バワリーまで続く東1丁目や、カレー・ロウと呼ばれるインド料理レストラン街がある東6丁目などがあります。
8丁目と9丁目: アベニューDから始まり、6番街まで続く8丁目と9丁目は、M8バスが運行しています。西8丁目はショッピングエリアとして知られています。
10丁目から13丁目: 6番街の西で南へ曲がり、グリニッジ・ヴィレッジへと続くこれらの通りは、M8バスが一部区間で運行しています。
14丁目: アベニューCからウエスト・ストリートまで続く14丁目は、多くの地下鉄駅が集中する主要な通りです。
23丁目: FDRドライブから11番街まで続く23丁目も、地下鉄駅が多く、M23バスが運行する主要な通りです。
27丁目: 2番街からウエスト・サイド・ハイウェイまで続く27丁目は、クラブ・ロウと呼ばれるナイトクラブが集まるエリアがあります。
31丁目と32丁目: ウェストサイド車両基地から始まる31丁目と、コリア・タウンを貫く32丁目は、キップ・ベイ・タワーズやNYUメディカルセンターへと続いています。
135丁目: 数字名の通りのメインストリートの一つです。セント・ニコラス・アベニューとレノックス・アベニューに地下鉄の駅があります。

その他の通り

上記以外にも、42丁目、47丁目、57丁目、72丁目、86丁目、96丁目、116丁目、125丁目など、マンハッタンには数多くの数字名の通りが存在します。これらの通りはそれぞれ独自の個性と特徴を持ち、マンハッタンの多様性を形作っています。

まとめ

マンハッタンの数字で名付けられた通りは、都市の構造を理解する上で欠かせない要素です。これらの通りを歩き、周辺の歴史や文化に触れることで、マンハッタンの魅力をより深く知ることができるでしょう。

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