マーティン・アトキンソン

マーティン・アトキンソン：イングランドを代表するサッカー審判員

マーティン・アトキンソン（Martin Atkinson、1971年5月31日 - ）は、イングランド・ウェスト・ヨークシャー出身のプレミアリーグおよびFIFAのサッカー審判員です。ウェスト・ヨークシャーのブラッドフォードで生まれ、現在はリーズ近郊を拠点としています。所属はウェスト・ライディング・カウンティ・フットボール・アソシエーション。

審判としてのキャリア

アトキンソンの審判としてのキャリアは、16歳の頃に審判を置かないローカルチームの試合で主審を務めたことから始まりました。1998年にはフットボールリーグの副審に昇格し、2000年にはセレクト・グループ・レフェリーの副審に昇格しました。その後、2002年12月からはフットボールカンファレンスの試合で主審を務めるようになりました。

2005年にセレクト・グループ・レフェリーに昇格し、プレミアリーグで主審を務めるようになります。2006年からはFIFAの国際主審としても活躍しています。

2015年5月には、UEFAヨーロッパリーグ決勝の主審に任命されました。この決勝では、同じくイングランド出身のアンソニー・テイラーとアンドレ・マリナーが追加副審を務めました。

話題となった判定

アトキンソンの審判キャリアの中で、特に議論を呼んだ判定がいくつかあります。

2015年2月21日、プレミアリーグのチェルシーFC対バーンリーFCの試合において、バーンリーのアシュリー・バーンズがチェルシーのブラニスラヴ・イヴァノヴィッチとネマニャ・マティッチに見舞ったタックルに対し、アトキンソンはカードを提示しませんでした。この危険なタックルに対し、当時のチェルシー監督ジョゼ・モウリーニョは判定を激しく批判しました。モウリーニョは、バーンリーの重要なファールが4回も見逃されたと主張しました。なお、報復行為に出たマティッチに対してはレッドカードを提示しています。
2015年3月のプレミアリーグ第30節、リバプールFC対マンチェスター・ユナイテッドFC戦では、ユナイテッドのアンデル・エレーラのタックルを受けたスティーブン・ジェラードが、エレーラの足を踏みつけた行為に対し、一発レッドカードを提示しました。ジェラードは、この試合の後半からアダム・ララーナに代わって出場した直後でした。この判定に対し、リバプール側からの抗議はなく、ジェラード自身も「受け入れるしかない」と謝罪しています。

人柄

2015年5月のUEFAヨーロッパリーグ決勝の主審を任された際、「大変な名誉である」と語っています。

データ

全コンペティションの統計を用いています。
2002/03シーズン以前のデータはありません。

関連項目

プレミアリーグ
UEFA EURO 2016予選 セルビア対アルバニア

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