三浦忠弘は、日本の
漫画家であり、
京都精華大学ストーリーマンガ専門分野を卒業しています。2011年に『少年ジャンプNEXT!』にて読切作品『ふぁみドル!』を発表してデビューを果たしました。以降、ジャンプ系列の雑誌を中心に作品を発表し、2010年代には『
週刊少年ジャンプ』で『恋染紅葉』や『
ゆらぎ荘の幽奈さん』といった人気作品を連載しました。
彼の
漫画家としてのキャリアは、2011年の時点で既に20年ほどとされています。中学生時代には、パソコンで絵を描きたいという強い思いから、CGを学べる学校への進学を希望しました。しかし、神主である父親に相談したところ、パソコンの購入は許されたものの、普通科高校を経て神主の大学へ進むように説得されたというエピソードがあります。それでも、漫画への情熱を諦めなかった三浦は、学生時代に坂本裕次郎のデジタル作画アシスタントの募集に応募し、見事合格を果たします。住む場所を決めないまま上京し、当初はホテル暮らしをしながらアシスタント業務に励みました。
また、三浦忠弘は、初代ComicStudioの時代からデジタル作画ツールを使い続けており、その経験から
CLIP STUDIOの開発にも協力しました。デジタル作画への深い知識と理解が、その開発に貢献したと言えるでしょう。彼の漫画制作におけるデジタル技術への積極的な姿勢は、多くの
漫画家に影響を与えています。
彼の師匠は坂本裕次郎であり、弟子には佐伯俊がいます。この師弟関係からも、彼が漫画界に与えている影響の大きさがうかがえます。
作品リスト
連載
恋染紅葉(原作:坂本次郎、『週刊少年ジャンプ』2012年23号 - 51号、全4巻)
ゆらぎ荘の幽奈さん(『
週刊少年ジャンプ』2016年10号 - 2020年27号、全24巻) - 2018年にテレビアニメ化
読切
ふぁみドル!(原作:坂本次郎、『少年ジャンプNEXT!』2011年SPRING)
ハイスペック・ラヴァーズ(『少年ジャンプNEXT!』2013年SPRING)
にくきゅー!(『ジャンプLIVE』1号)
GAZER(協力:小島卓、『
週刊少年ジャンプ』2014年6・7合併号)
銀色のセブン(『週刊少年ジャンプ』2020年33・34号合併号)
忍SS(『少年ジャンプGIGA』2021 SUMMER)
純潔のアスモデウス(『少年ジャンプGIGA』2023 SPRING)
イラスト
怪談彼女(著:永遠月心悟、
ジャンプ ジェイ ブックス)
三浦忠弘は、デジタル作画技術を駆使しながら、
少年漫画の世界で独自の地位を築き上げてきました。彼の作品は、魅力的なキャラクターとストーリー展開で多くの読者を魅了しています。今後も彼の活躍から目が離せません。