ミゲル・モンテロ

ミゲル・アンヘル・モンテロ・フェルナンデスのプロフィール

ミゲル・アンヘル・モンテロ・フェルナンデス（Miguel Angel Montero Fernandez、1983年7月9日生まれ）は、ベネズエラのミランダ州カラカス出身の元プロ野球選手であり、特に捕手として知られています。彼は右投左打で、愛称は「ミギー」や「モンティー」と呼ばれています。

経歴

プロ入りとダイヤモンドバックスでの活躍

モンテロは2001年4月23日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスと契約。彼はニューストラ・セノーラ・ラ・エスパナザ高等学校からプロ入りした選手として、初めてメジャーリーグに進出しました。2002年にはパイオニアリーグのミズーラ・オスプレイでプロデビュー。初年度は50試合出場し、打率.263、3本塁打を記録。守備や走塁でも成績を残しました。

その後、モンテロは段階的に成長を遂げ、特に2005年にはA+級ランカスター・ジェットホークスで圧倒的な成績を残しました。同年、打率.349、24本塁打、82打点という素晴らしい数値を記録し、強肩捕手としての評価も確立しました。

2006年にはメジャーデビューを果たし、7月には初の全明星ゲームに選ばれるなど、彼のキャリアが一層注目されることになりました。

ダイヤモンドバックス時代の成績

モンテロは2007年から2009年にかけて、捕手として多くの試合に出場。特に2009年のシーズンでは高打率を維持し、16本塁打と59打点を記録しました。この年は自己最高の盗塁阻止率26%を記録し、守備でも頭角を現しました。

2010年には故障の影響で出場が減少しましたが、守備力は高い水準を保ちました。2011年には選手としての成長が顕著で、打率.282、18本塁打、86打点を記録し、多くの試合で正捕手としてチームを牽引しました。

年間成績と移籍

モンテロは2012年には最多の141試合に出場し、打率.286、88打点の好成績を残しました。2014年にはオールスターに再選ばれ、シーズンを通して安定した成績を残しました。しかし、翌年以降は打撃不振や怪我に悩まされることが多くなりました。

2014年のオフ、モンテロはシカゴ・カブスへ移籍し、2015年には113試合に出場し、通算100本塁打を達成しましたが守備には改善の余地がありました。2016年からは出場機会も減少し、ナショナルズへ移籍後は成績が振るわず、ついに2018年に引退を発表しました。

プレースタイルと特徴

モンテロは打撃力が高く、打率や本塁打数でも高水準な成績を残しました。特に、アベレージとパワーの両面でバランス良くパフォーマンスを発揮できる選手でした。守備においては、かつて40%以上の盗塁阻止率を誇る強肩捕手として名を馳せましたが、近年はその成績が下降していきました。

最後に

モンテロはメジャーリーグで数々の記録を持つ選手であり、彼のプレースタイルは今もなお多くのファンに愛されています。彼のキャリアは、若手選手たちの目標となることでしょう。

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