1982年
7月26日、
ペルー共和国の首都
リマにある多目的アリーナ、コリセオ・アマウタにて、第31回を迎える
ミス・ユニバース世界大会が開催されました。この年の祭典には、世界77の国と地域から選ばれた美の代表たちが集結し、栄えある
ミス・ユニバースのタイトルを目指して競い合いました。
熱戦の末、栄冠に輝いたのは
カナダ代表のカレン・ダイアン・ボールドウィン氏です。彼女は、前年の
ミス・ユニバースであるベネズエラ代表のイレーネ・サエス氏から、勝利の証であるティアラとタイトルを受け継ぎました。
カレン・ダイアン・ボールドウィン氏の優勝は、
カナダにとって歴史的な出来事となりました。これは、
カナダが
ミス・ユニバースの世界大会で獲得した初めての優勝であり、同国のビューティーページェントの歴史において特筆すべき快挙として記録されました。
遠くアジアからは、日本代表として
奥脇絵里氏が出場しました。世界の強豪たちの中で、奥脇氏は日本の代表として国際舞台に立ち、自国の文化と美しさを披露しました。
大会では、最高位である
ミス・ユニバース以外にも、出場者たちの様々な功績や魅力を称える特別賞が複数設けられました。これらの賞は、各分野で特に優れていると認められた代表者に贈られました。
授与された特別賞は以下の通りです。
ミス・アミティー:参加者の中で最も友好的で協調性があると認められた代表に贈られる賞です。
受賞:
ケイマン諸島代表 モーリーン・ルイス
ミス・フォトジェニック:写真撮影において最も魅力的であると評価された代表に贈られる賞です。
受賞:
バハマ代表 アバ・マリリン・ブルケ
ベスト・ナショナル・コスチューム:自国の文化や伝統を最もよく表現した素晴らしい民族衣装を披露した代表に贈られる賞です。
受賞:
ペルー代表 マリア・フランチェスカ・ザザ
ミス・プレス:大会を取材した報道関係者からの投票によって選ばれる、最もメディアからの注目度が高かった代表に贈られる賞です。
受賞:グアム代表 パティ・チョン・カーコス
ミス・ユニバース1982大会は、世界各国の代表が一堂に会し、美を競い合うだけでなく、文化交流や国際親善を深める貴重な機会となりました。特に
カナダにとっては初の優勝という記憶に残る大会として、その歴史に名を刻みました。