ミッドライフタワー

ミッドライフタワー青森駅前

ミッドライフタワー青森駅前は、青森県青森市新町一丁目に位置する地上17階建ての複合施設です。青森駅東口前に立地し、駅前再開発事業の一環として建設されました。隣接するアウガと共に、青森市が推進するコンパクトシティ構想のモデルケースとして注目されています。

概要

総事業費約50億円をかけ、青森駅前第一地区市街地再開発組合が事業主体となり、国、青森県、青森市からの補助金を受けて建設されました。建設は西松建設が担当しました。

ビルの中心となるのは高齢者対応型マンションです。1階には、生鮮食品市場「活彩市場・ぴあ」、レストラン「フィッシュ・オア・ミート」、「大黒寿司」、レオパレス21などが出店しています。2階から4階には「ミッドライフクリニックAMC」が入居しており、クリニックや訪問介護ステーション、ケアハウスなどが設けられ、高齢者が安心して暮らせる環境が提供されています。

「活彩市場・ぴあ」内のトイレの案内板には、日本語の他に英語、韓国語の表記があり、外国人観光客への配慮もなされています。

青森市が抱える除雪費の増加や高齢化といった課題に対応するため、コンパクトシティ構想に基づいて開発されました。住民は、高齢者にとって負担の大きい雪かきをする必要がなく、自動車を運転しなくても徒歩や自転車で買い物に行けるなど、利便性の高い生活を送ることができます。このような特徴から、まちづくり学においてコンパクトシティの成功事例として取り上げられることが多いです。

住民の利点

ミッドライフタワー青森駅前に住むことの利点は、以下の点が挙げられます。

高齢者にとって重労働である雪かきをする必要がない。
市街地に位置するため、ショッピングに便利。
鉄道やバスなどの公共交通機関が充実している。

これらの利点に加え、ミッドライフタワーならではのメリットもあります。

診療所が併設されているため、遠くまで通院する必要がない。
エレベーターを降りてすぐに「アウガ・新鮮市場」があり、買い物がスムーズに行える。
高齢者が住みやすい設備が整っており、安心してセカンドライフを送ることができる。

沿革

2004年（平成16年）5月 - 建設工事開始
2006年（平成18年）1月25日 - 竣工
2006年（平成18年）1月26日 - 「活彩市場・ぴあ」オープン
2009年（平成21年）10月31日 - レストラン「プロント」が撤退

周辺施設

青森駅
駅ビル・ラビナ
アウガ
青森市民ホール
青森駅前郵便局
青森駅前交番
* 青森ウォーターフロント

ミッドライフタワー青森駅前は、高齢化社会に対応した都市型居住の新たなモデルとして、今後ますます注目を集めることが期待されます。

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