ミニッツレーサーMR-02シャーシ

ミニッツレーサーMR-02シャーシの概要

ミニッツレーサーMR-02シャーシは、京商が2003年に市場に送り出した小型RCカー用シャーシの一部です。このシャーシは、特にスーパーカーやGTレースカーに適応するように設計されおり、すぐれた操縦安定性や走行性能を誇ります。シャーシのデザインは、横幅が広く全高の低いボディに対応するため、新たに開発されたもので、これまでのMR-01やMR-015と比較して改良が施されています。

特徴

MR-02シャーシの最大の特徴は、フロントトレッドがワイドである点です。この設計により、シャーシ全体の低重心化が図られ、進行方向への安定性が向上しています。具体的には、両サイドに設けられたバッテリーマウントが上下2本配置されており、上段はシャーシの中央に、下段はボディ側にオフセットされて取り付けられています。この配置によって、重心が低く保たれ、より高いコーナリング性能を実現しています。

フロントトレッドが広いつくりのため、MR-01やMR-015用のボディは装着できない点に注意が必要です。これにより、MR-02での独自のカスタマイズが促され、ユーザーに新たな体験を送ります。

種類

MR-02シャーシは、モーターの取り付け位置によって異なる形式が存在しています。各型番の末尾に付く英数字は形式の違いを示しており、Mはマウントを示し、Mの前にあるアルファベットはモーターの位置を表します。リヤにモーターが配置される「R」、ミッドシップに配置される「M」、ハイに配置される「H」があります。ただし、ハイマウントのHMモデルはMR-02には設定されていません。また、使用する電波により「EX」が付記されます。

主なモデル

• - MR-02 RM: 後輪車軸の後部にモーターを搭載した仕様。
• - MR-02 RML: リヤダンパーを省いたモデルで、ボディの後方が非常に低いデザイン。
• - MR-02 MM: MR-015と同じマウント方式で、ホイールベースはLLの1種類に限定。
• - MR-02 LM: 2007年12月に登場した改良版で、ル・マンカーのボディに対応。2.4GHzの電波帯を使用し、クリスタルなしで最大40台同時走行可能。
• - MR-02 EX: MR-03発売後に登場した廉価版で、2.4GHzの同梱送信機KT-18が付いている。基本的にはMR-02と同じ構造を踏襲。

おわりに

ミニッツレーサーMR-02シャーシは、フロントトレッドの広さと低重心化により、スピーディで安定した走行性能を提供します。京商では、このシャーシを基にさらに新しい形式を展開し、多様なスーパーカーの魅力やレースの興奮を体験する機会を提供しています。小型RCカーの魅力を存分に引き出すこのシャーシは、ミニッツレーサーの中でも特に人気の高いモデルの一つと言えるでしょう。

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