ミラノ〜サンレモ2010

ミラノ〜サンレモ2010は、2010年3月20日に開催された、通算101回目のミラノ〜サンレモです。全長298kmのコースで、ミラノからサンレモまでの道のりを駆け抜けました。

レース概要

レースは、チプレッサとポッジョという2つの重要な上り区間が勝負の分かれ目となりました。これらの上りで集団は徐々に縮小され、最終的には25名程度のスプリント勝負となりました。

このスプリントを制したのは、スペインのオスカル・フレイレでした。フレイレは2004年、2007年にもミラノ〜サンレモで優勝しており、今回の勝利で3度目の栄冠に輝きました。彼は経験豊富なスプリンターであり、この日のレースでもその実力をいかんなく発揮しました。

前年覇者のマーク・カヴェンディッシュは、チプレッサの上りで遅れてしまい、優勝争いに絡むことができませんでした。最終的には、フレイレから6分12秒遅れて89位でゴールしました。カヴェンディッシュは、この年以降もミラノ〜サンレモで勝利を挙げることはできませんでした。

日本人選手の成績

このレースには、別府史之と新城幸也の2人の日本人選手が出場しました。別府は、フレイレから10分7秒遅れの113位で完走しました。新城は残念ながら途中リタイアに終わりました。

レース結果詳細

優勝: オスカル・フレイレ（スペイン）
2位: トム・ボーネン（ベルギー）
3位: ダニエーレ・ベンナーティ（イタリア）
別府史之: 113位
新城幸也: リタイア

コースの特徴

ミラノ〜サンレモは、イタリア北部のロンバルディア州ミラノからリグーリア州サンレモを結ぶ、伝統的なワンデイレースです。その距離の長さから「クラシック」と呼ばれ、世界的に権威のあるレースとして知られています。コースは平坦な区間が多く、スプリンター向きのレースと言われています。しかし、終盤にはチプレッサやポッジョといった短いながらも急な上り坂があり、これらの上りが勝負の分かれ目となることがよくあります。

外部リンク

公式サイト（イタリア語）
* サイクリングニュース（英語）

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