ムニル・モハンド・モハメディ

ムニル・モハンド・モハメディ：モロッコを代表する守護神

ムニル・モハンド・モハメディ（Munir Mohand Mohamedi、1989年5月10日生まれ）は、スペインのメリリャ出身のプロサッカー選手です。モロッコ代表として国際舞台で活躍し、現在はサウジアラビアのアル・ワフダ・メッカでゴールキーパーを務めています。

クラブキャリア

ムニルのプロキャリアはスペインで始まりました。2014年6月17日、セグンダ・ディビシオン（スペイン2部リーグ）のCDヌマンシアと2年契約を締結。同年9月11日には、コパ・デル・レイ（スペイン国王杯）のCDレガネス戦でデビューを果たしました。その後、2018年7月19日にマラガCFへ移籍し、更なる挑戦を続けました。

2020年にはトルコのハタイスポルへ活躍の場を移し、2022年6月10日、サウジアラビアのアル・ワフダ・メッカと2年契約を結びました。異国の地でもその実力を発揮し、チームの勝利に貢献しています。

モロッコ代表

スペインで生まれ育ったムニルですが、代表チームとしてはルーツであるモロッコを選択しました。2015年3月に行われたウルグアイ代表との親善試合で初出場を果たし、国際Aマッチデビューを飾りました。試合は0-1で敗れましたが、ムニルにとって記念すべき一戦となりました。

2018 FIFAワールドカップでは、モロッコ代表のメンバーに選出され、グループステージ全3試合に先発出場を果たしました。しかし、チームは残念ながら予選敗退という結果に終わりました。

2022年11月には、2022 FIFAワールドカップのメンバーにも選ばれました。グループステージ第2節のベルギー代表戦では、正GKのヤシン・ブヌが試合直前に体調不良を訴えたため、急遽スターティングメンバーに名を連ねました。FIFAランキング2位の強豪ベルギーを相手に、2-0で勝利を収めるという大金星を挙げ、ムニルの安定したプレーは世界中から注目を集めました。

代表での活躍

ムニルは、モロッコ代表として数々の国際大会に出場しています。

2018 FIFAワールドカップ
2022 FIFAワールドカップ

2015年からの国際Aマッチ出場数は46試合を数え、無得点ですが、ゴールキーパーとしてチームを支え続けています。

タイトルと栄誉

ムニルのこれまでの功績は、数々のタイトルと栄誉によって称えられています。

サモラ賞（2部）：2019-20シーズン（スペイン2部リーグにおける最優秀ゴールキーパー賞）
モロッコ国家勲章：2022年

これらの賞は、ムニルの才能と努力の証であり、彼がサッカー界でいかに高く評価されているかを示しています。

ムニル・モハンド・モハメディは、その卓越した技術と経験で、これからもモロッコサッカー界を牽引していくことでしょう。今後の活躍にも期待が高まります。

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