ムハハnoたかじん

ムハハ no たかじん

『ムハハ no たかじん』は、関西テレビを制作局として放送されていたトークバラエティ番組です。2004年10月15日から2009年3月20日まで、毎週金曜日の19:29 - 19:57に放送されていました。

概要

本番組は、歌手・タレントのやしきたかじんをパーソナリティに据えた冠番組の一つでした。放送開始当初はオールロケ番組として、たかじんとゲストタレントがロケ先でトークを繰り広げるスタイルでした。特筆すべきは、たかじんにロケ地を事前に知らせないゲリラ的な手法が用いられていた点です。例えば、宮根誠司がゲスト出演した際には、ロケ場所が毎日放送、ナレーターが元関西テレビアナウンサーの桑原征平という異例の回もありました。このオールロケ時代には、岡山放送でも不定期にネットされていました。

2005年1月14日放送分から、番組は大幅なリニューアルを行い、毎回1組のゲストと共に、政治、経済、社会、スポーツ、芸能などの最新ニュースを取り上げ、討論を繰り広げる形式へと変更されました。討論では、一つの項目につき150秒という制限時間が設けられ、たかじんとゲストのトークに、弁護士（後に大阪市長）の橋下徹がツッコミや解説を加えるという構成でした。2006年1月20日放送分までは、関西テレビ本社内の喫茶コーナーがスタジオとして使用されていましたが、同年1月27日放送分からは、正式なスタジオでの収録となりました。

2006年4月以降は、最新ニュースをテーマとする形式から、ゲストとのトークをメインとする構成に移行しました。この時期から、橋下徹と蟹瀬誠一が事実上のレギュラーとして出演するようになり、番組ウェブサイトもリニューアルされ、MUTSUOがデザインした唇をモチーフにした番組ロゴが使用されました。

2006年8月27日には、初の90分スペシャルが放送され、全国の有名企業の社長たちがスタジオに集結し、当時の日本の問題について激論を交わしました。2007年4月6日には、初のゴールデンタイムスペシャルが放送され、やしきたかじんを含む団塊の世代の芸能人と、彼らを審査する20代のアイドルたちが集まり、様々なテーマでトークを繰り広げました。

2007年12月12日に橋下徹が大阪府知事選への出馬を表明したため、同年12月14日放送分は過去の再放送に差し替えられ、翌週21日には緊急生放送が実施されました。生放送時には、出演者の不適切発言を防止するための措置として、マイクのスイッチを強制的に切るシステムが導入されましたが、タイムラグが発生する問題もありました。

2007年12月29日には、2度目の90分スペシャルが放送されました。

長年放送されていた『快傑えみちゃんねる』が放送枠を移動したことに伴い、『ムハハ no たかじん』は2009年3月20日の1時間スペシャルをもって放送を終了しました。後番組として、『冒険チュートリアル!』が放送開始されました。

放送エリア等

2006年4月7日からは、三重テレビでも放送が開始されました。また、番組が休止の場合には、過去の放送が再放送されることもありました。岡山放送でも、90分スペシャルが約1か月遅れで放送されたほか、その後、定期ネットが開始されました。沖縄テレビでも2007年10月から放送が開始されました。テレビ新広島でも時差ネットで放送されていましたが、テレビ静岡では早期に打ち切りが決定しました。

番組タイトルは「ムハハ no たかじんウッ!」と読まれていました。

出演者

パーソナリティ
やしきたかじん
キャスター
山本悠美子（関西テレビアナウンサー）
藤本景子（関西テレビアナウンサー）
コメンテーター
宮根誠司（レギュラー）
蟹瀬誠一（準レギュラー）
* 八代英輝（準レギュラー）

過去には、江口ともみ、有賀さつき、橋下徹、江田憲司などが出演していました。

スタッフ

番組制作には、竹本潔観、バーディー君、藤田勇児、上田信彦、増山実など、多くのスタッフが関わっていました。制作は、関西テレビとBOY'Sが担当していました。

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