ムラトゥ・テショメ

ムラトゥ・テショメ・ウィルトゥ（アムハラ語: ሙላቱ ተሾመ, ラテン文字転写: Mulatu Teshome Wirtu、1955年もしくは1956年 - ）は、エチオピアの政治家であり、同国の大統領を務めました。前任者のギルマ・ウォルドギオルギスやネガソ・ギダダと同様、オロモ人です。

経歴

ウェレガ州のアルジョ出身。1976年に中国へ留学し、北京語言大学で学びました。1977年からは北京大学に進学し、1985年に修士号、1991年には国際法の博士号を取得しています。エチオピア下院議長のアブドゥラ・ゲメダによると、テショメは「外国の大学や研究所」で教鞭をとった経験もあるとのことです。

1990年代中頃には、ギルマ・ビールの下で経済発展・協力副大臣を務め、2001年には農務相に任命されました。2002年から2005年までは、連邦議会（上院）議長も務めています。また、中国、日本、トルコに大使として赴任した経験を持ちます。

トルコ大使であった2013年10月7日、テショメは議会の満場一致でエチオピア大統領に選出されました。この選挙は、唯一の野党議員である「民主主義と正義のための統一」のギルマ・セイフも受け入れています。2018年10月24日に辞任を表明し、翌25日に退任しました。

2019年10月22日には、日本の即位礼正殿の儀に参列し、10月24日には迎賓館赤坂離宮で安倍晋三内閣総理大臣と会談を行いました。

息子が一人います。

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