北京語言大学

北京語言大学（Beijing Language and Culture University）は、1962年に創立された中国の国立大学です。略称は北語（BLCU）で、中国教育部に直属する国家重点大学の一つに数えられています。外国人向けの中国語教育において中国最高峰の名門として広く認知されており、国際連合などの国際機関職員や各国の企業のエリートが多数学んでいます。国際色豊かな環境が特徴で、世界各国から留学生が集まります。

大学の概要

北京語言大学は、16の学部、24の修士課程、9の博士課程を有し、その中には国家重点学科や北京市重点学科、教育部指定の重点研究拠点も含まれています。元々は北京語言学院という名称でしたが、1996年に北京語言文化大学、2002年に現在の北京語言大学へと改称されました。大学は、北京大学や清華大学など名門大学が集まる中関村エリアに位置しています。

大学の施設は、留学生のニーズに合わせて充実しており、スーパーマーケット、飲食店、スポーツジム、ボウリング場、カラオケなどが整備されています。また、2015年には初の海外分校となる東京校が日本に開設され、現地で4年間の卒業資格を取得することが可能になりました。

歴史

大学の設立は、1950年に清華大学で開設された東欧交換生中国語文専修班に遡ります。その後、北京大学、北京外国語学院（現在の北京外国語大学）への編入を経て、1962年に外国留学生高等予備学校として独立。1964年には北京語言学院に名称変更しました。文化大革命による一時的な停校を経て、1972年に再開、同時に現在の場所に移転しました。

1976年には留学生向けの漢語本科課程が開設され、その後、学部や学科の再編を経て、1996年に北京語言文化大学、2002年に現在の北京語言大学となりました。2015年には東京校が開校し、国際的な教育ネットワークを広げています。

学部・学科・付属研究所

北京語言大学には、以下の学部が設置されています。

漢語学部
漢語速成学部
外国語学部
人文学部
情報科学学部
国際商学部
中国語学部（東京校）

付属研究所としては、HSK（中国版中国語検定試験）を実施する漢語水平考試中心があります。

歴代校長

北京語言大学は、数多くの優れた校長によって運営されてきました。

王亦山（1962 - 1974）
苏 林（1974 - 1979）
温建平（1979 - 1983）
吕必松（1983 - 1989）
杨庆华（1989 - 1999）
曲德林（1999 - 2005）
崔希亮（2005 - 2017）
刘 利（2017-）

主な出身者

北京語言大学は、各界で活躍する多くの卒業生を輩出しています。例として以下の人物が挙げられます。

洪磊 - 中華人民共和国外交部報道局報道官
カシムジョマルト・トカエフ - カザフスタン大統領
カリム・マシモフ - カザフスタン首相
カルロス・ミゲル・ペレイラ・エルナンデス - 在中華人民共和国キューバ大使、駐日キューバ大使
ムラトゥ・テショメ - エチオピア大統領
ゾマホン・ルフィン - タレント
アドゴニー・ロロ - ベナン共和国出身のタレント、俳優、外交官
オークワフィナ

関連項目

北京語言大学に関連する項目は以下の通りです。

国家重点大学
海淀区
中関村
北京語言大学出版社
邵逸夫
* 逸夫楼

北京語言大学は、国際的な教育と文化交流の拠点として、これからも発展を続けるでしょう。

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