メタルギア ゴーストバベル

メタルギア ゴーストバベル

『メタルギア ゴーストバベル』（METAL GEAR Ghost Babel、略称: MGGB）は、コナミが2000年にリリースしたゲームボーイカラー用のステルスアクションゲームです。本作は、人気シリーズ「メタルギア」のスピンオフとして位置づけられており、初めて携帯型ゲーム機向けに制作された作品であります。日本では2000年4月に発売され、海外ではその数日前からのリリースでした。

ゲームの背景

本作は、1987年に登場したMSX2用ゲーム「メタルギア」で描かれた物語から7年後の出来事に設定されています。主人公であるソリッド・スネークが再び戦いに身を投じる姿を描き、特に日本国外からのニーズを受けて開発されました。開発チームはKCEJ WESTによって行われ、監督の野尻真太氏や、シナリオ担当の福島智和氏が主要な役割を果たしています。そんな中で、シリーズの生みの親である小島秀夫氏も企画やプロデュースに携わり、その影響が色濃く反映されています。

ゲームの内容

プレイヤーはソリッド・スネークを操作し、アフリカの小国ジンドラに位置する武装要塞「ガルエード」への潜入任務を遂行します。ストーリーの主な目的は、捕虜の救出と新型メタルギアの破壊です。このゲームは短時間でのプレイが可能なように設計されており、ステージ形式で構成され、各ステージは特定の課題を達成することが求められます。ユーザーは難易度をEASYからVERY HARDまで選択でき、挑戦の幅が広がります。

本作の特徴的な点として、全180種類のVRトレーニングが収録されていることや、グラフィックが非常に緻密に作り込まれていることが挙げられます。また、自由度の高い武器や装備の変更システムも搭載されており、戦略に応じたプレイが楽しめます。

受け入れられた評価

『メタルギア ゴーストバベル』は、ゲームボーイカラーソフトの中でも屈指の完成度を誇り、評価サイトGameRankingsで最高の平均評価を獲得しました。このタイトルは、当時のゲーム界における携帯機向けステルスアクションゲームの金字塔となり、その後のシリーズ作品や多くのファンに影響を与えました。

また、ゲームが厳選された環境でしかプレイできないことから、専用のゲームボーイカラー機でのプレイを前提としており、他のデバイスでは正常に起動しない仕組みとなっています。

まとめ

『メタルギア ゴーストバベル』は、秘密任務の緊迫感や戦略的なプレイスタイル、魅力的なキャラクターたちが物語を彩り、プレイヤーを惹きつける要素として機能しています。物語の背景には内戦による核の脅威があり、スネークの復活がどのようにその影響に対抗するかが描かれています。シリーズのファンだけでなく、新たにメタルギアの世界に触れる人々にとっても特別な体験を提供する作品となっているのです。

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