メダル・オブ・オナー エアボーン

『メダル・オブ・オナー エアボーン』

概要

『メダル・オブ・オナー エアボーン』(Medal of Honor: Airborne) は、エレクトロニック・アーツからリリースされた一人称視点シューティングゲーム。シリーズの中でPC版は3作目、コンソールでは9作目となります。日本では2007年にPLAYSTATION 3版とXbox 360版がそれぞれ発売されましたが、PC版は未導入です。

本作は「Operation Husky」と呼ばれるシチリア襲撃作戦を中心に展開するストーリーで、プレイヤーはアメリカ陸軍第82空挺師団の一員、ボイド・トラヴァーズとして冒険を繰り広げます。本作の音楽は、過去作品から再登場した作曲家マイケル・ジアッチーノが担当し、懐かしいメロディーが多数使用されています。

ストーリー

物語は1943年3月25日、チュニジアのアメリカ軍基地が舞台です。第82空挺師団に所属する空挺兵たちは、イタリアのシチリア島で迫るハスキー作戦の準備のため日々厳しい訓練に励みます。プレイヤーはボイド・トラヴァーズ上等兵として訓練に参加し、様々な任務を遂行していきます。

主なシステム

自由な降下システム

本作の最大の特徴は、パラシュートを使用して自由なスタート地点を選べるところです。プレイヤーは降下中にパラシュートを操作し、敵陣地のそばや高い建物の上に着地することができます。タイミングよくブレーキをかけることで、素早い行動が可能になっています。

AIの進化

今作では、敵キャラクターと味方キャラクターのAIが大幅に向上しています。味方は遮蔽物を利用して敵の攻撃を避け、チャンスがあれば積極的に攻撃を仕掛けるようになりました。一方、敵もプレイヤーの隙を見逃さずに攻撃をしてくるため、戦略的なプレイが重要です。

体力システム

プレイヤーの体力は4つのブロックに分かれており、ダメージを受けることで減少します。一定時間ダメージを受けなければ自動回復し、回復アイテムを拾うことで回復も可能です。これにより戦闘の緊張感が増しています。

武器とカスタマイズ

プレイヤーは、ステージ開始時に使用する武器を選ぶことができ、各武器には熟練度が設定されています。特に狙撃銃の撃ち方や操作感にはこだわりがあり、トリガーの引き具合で精密な射撃が可能です。また、武器は一定の使用によってアップグレードできるため、自分のプレイスタイルに合わせたカスタマイズが楽しめます。

マルチプレイモード

本作のマルチプレイでは、空挺部隊と陸戦部隊の2つのチームがそれぞれ異なる視点から戦います。空挺部隊はパラシュートで落下し、戦況に影響を与えることができますが、陸戦部隊は地上から迎撃します。これにより、戦略的なチームプレイが求められ、緊迫感のあるバトルが展開されます。

主要登場人物

• - ボイド・トラヴァーズ：主人公で、アメリカ陸軍第82空挺師団の上等兵。
• - スコット・ウェブ：各作戦を指揮する大佐。
• - エリート兵：ドイツ軍の最強兵士で、特に終盤の難敵。

ステージ一覧

本作にはいくつかの重要な作戦ステージがあります。これには「ハスキー作戦」、「アバランチ作戦」、「ネプチューン作戦」などが含まれ、各作戦ごとに異なるミッションや敵が待ち構えています。

このように、『メダル・オブ・オナー エアボーン』は、戦闘の自由度と戦略性を兼ね備えたゲームとして、プレイヤーにリアルな戦場体験を提供します。

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