メモリーキャッツ

メモリーキャッツ（Memory Cats）の活動概要

メモリーキャッツは、日本の人気バラエティ番組『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』から生まれた音楽ユニットです。このユニットは、南原清隆が率いるメンバーで構成され、彼に加えて小池栄子とユニー・ハンの三名で活動を始めました。2001年10月、彼らはバレーボールの世界一決定戦「World Grand Champions Cup 2001」のテーマソングの獲得を懸け、同番組内で競い合ったウルトラキャッツとの対戦に臨みました。その結果、メモリーキャッツは勝利を収め、見事CDデビューを果たしました。

しかし、メンバーそれぞれに若干のハンディキャップがあったことが後に明らかになりました。小池は音楽に苦手意識があり、ユニー・ハンも歌唱力に課題を抱えていました。このため、メインボーカルは南原が担当することになりました。ユニットとしての活動は、河村隆一がプロデュースを手掛け、松任谷正隆の編曲が施されるなど、豪華なバックアップを受けていましたが、残念ながら曲が一つだけで活動は終了しました。

その後、河村からの提案があり、武道館コンサートでのオープニングアクトとして再起を図ることになりました。南原と小池は、ハンが「音痴とは言わせない」という覚悟のもと、松任谷の指導を受けることに決めます。彼らは、松任谷が出題した試験を受け、合格を目指しました。試験には、他にゴルゴ松本や三津谷葉子、坂本ちゃんも参加しており、この中から合格者が出れば不合格者は入れ替わるという厳しいものでした。最終的に南原、小池、ハンは試験を通過し、武道館コンサートでのオープニングアクトに出演する運びとなりました。

しかし、活動を続ける中で予期せぬ課題が発生しました。南原とハンに楽器演奏ミスが多かったため、継続に必要な条件を満たせなかったのです。一方で、小池はミスなしの成績を残しましたので、解散の決断が下されました。これにより、彼らの活動はたった2か月ほどで終わりを迎えることとなりました。

シングルCDのリリース

メモリーキャッツは、2001年11月14日にシングルCD『TOMORROW』をリリースしました。このシングルには、以下のトラックが収録されています。

• - TOMORROW [4:40]
• - TOMORROW (unplugged version) [3:16]
• - TOMORROW (ac g version) [3:46]
• - TOMORROW (instrumental) [4:40]

この曲は、作詞・作曲をЯＫが手がけ、編曲には土方隆行が起用され、プロデュースはЯ・K worksによるものです。このシングルはオリコンチャートで34位にランキングされ、後に河村が自身のアルバム「深愛〜only one〜」でセルフカバーを行いました。

関連情報

メモリーキャッツには、同じくウリナリ内で人気を博したウルトラキャッツやブラックビスケッツなど、関連の深いユニットがあります。メモリーキャッツの活動は短期間であったものの、今も多くのファンに愛され続けています。

もう一度検索