メルサ

株式会社メルサ（MELSA CO.,LTD.）

株式会社メルサは、名鉄グループに属する企業で、名古屋市を中心に複数のファッションビルを展開しています。1967年の設立以来、メルサは流通業界で革新をもたらし、「メルサ方式」と呼ばれる新しい専門店街のスタイルを確立しました。

概要

メルサは1967年に名古屋の名鉄バスターミナルビル内にオープンしました。このビルは、開業当時、東洋最大の規模を誇っていました。当初は名古屋鉄道と名鉄[[百貨店]]が共同出資して設立された株式会社メイテツターミナルが運営し、その後1968年に現在の株式会社メルサに改称されました。このビルの地下1階から地上6階の多層構造を活かし、日本で初めてビル内専門店街を構築したのです。この新しい方式は、パルコやナビオ阪急など、全国各地に広がる多くの商業施設に影響を与えました。

特徴

メルサの特徴は、名鉄グループの資金力や人脈を駆使し、全国から厳選された高級テナントを数多く誘致していることです。特に、銀座や大阪心斎橋の高級店と積極的に交渉し、250以上の店舗と出店契約を結びました。また、フランスの名門百貨店「ギャラリー・ラファイエット」と提携し、フランス製の高級品を取り扱うことで他の百貨店とは一線を画しました。

沿革

メルサの歴史は、1965年の株式会社メイテツターミナル設立から始まります。1967年に名古屋のメルサ駅前店がオープンし、名古屋鉄道社長と著名なスターによるセレモニーが行われました。1971年には東京メルサ（現・銀座店）を開店し、急速にその名を広めます。

その後も多くの店舗を開設し、時代ごとのニーズに応える形で成長を続けました。1984年に株式会社メルサと名鉄栄メルサが合併し、その後も様々な店舗を展開。2009年には岐阜メルサが閉館し、名鉄[[百貨店]]へと店舗を譲渡するなど、変化を続けてきました。

店舗

現行のメルサ店舗には、名古屋のメルサ栄本店やメルサプラッツ、自由が丘店、さらに銀座のイグジットメルサなどがあります。それぞれの店舗が異なる特色を持ち、訪れる人々に多様なショッピング体験を提供しています。

さらに、名鉄レジャックというレジャー施設も運営しており、名古屋駅周辺の再開発計画の一環として新たにリニューアルされる見通しです。

名前の由来

「メルサ」という名称は、「Meitetsu Elegance Ladies Shopping Avenue」の頭文字を取った造語であり、名鉄グループの高級感あるショッピング環境を反映しています。特に女性をターゲットにした店舗展開が行われていることが特長です。

最後に

株式会社メルサは、今後も名鉄グループの一翼を担い、豊かなショッピング体験を提供し続けることでしょう。ファッションビルの先駆者として、メルサの今後の展開に期待が寄せられています。

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