モモタロスのまっかっか城の王

『モモタロスのまっかっか城の王』

概要

『モモタロスのまっかっか城の王』は、短編映画として制作され、劇場版の『炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!劇場BANG!!』と『劇場版仮面ライダーキバ魔界城の王』と同時に上映された作品です。この短編は、前作のパロディ的要素を持ち、『仮面ライダーキバ』のコーナードラマを通じて、作品の宣伝も行われました。

コーナードラマ

コーナードラマ部分は、『仮面ライダーキバ』本編終了後に放送された1分間の短いエピソードで構成されています。全体で3つの話が用意されており、各タイトルは次の通りです：

- 第1話魔界城の謎を解け!（7月20日）
- 第2話サムライワールドの戦士（7月27日）
- 第3話戦え！怪人軍団（8月3日）

特に注目すべき点として、第1話と第2話には『炎神戦隊ゴーオンジャー』のキャラクター、ギンジロー号が登場し、また第2話と第3話には、物語の敵役である仮面ライダーレイ（白峰天斗）が現れます。このように、異なる作品からのキャラクターの共演が特長です。

また、第1話ではリュウタロスが『キバ』の終了についての疑問を投げかける場面が描かれており、これはメタフィクション的な表現とされています。このような手法を通じて、今までのストーリーと新作を結びつけ、視聴者に印象を残すことを狙っています。

さらに第2話では『ゴーオンジャー』の劇場版に触れ、レイが登場するシーンもあり、両作品の宣伝が密接に関連していることがわかります。第3話においては、平成仮面ライダーではあまり使われない「仮面ライダー」という言葉が採用され、モモタロスたちがゴーオンジャーの名乗りを行うユニークな構成が展開されています。

この三つのエピソードは、2009年1月21日に発売された「劇場版仮面ライダーキバ魔界城の王」のDVD特典として収録されています。

映画版

短編映画は、仮面ライダーキバの本編終了後に上映され、『炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!劇場BANG!!』のパロディ的な要素も含んでいます。前作がアニメと実写を融合させていたのとは対照的に、本作は主に実写形式で制作されました。また、次回作である『劇場版さらば仮面ライダー電王ファイナル・カウントダウン』の宣伝を目的としている点も特徴的です。

特別出演には、ゴーオンジャーのゴーオンレッド（江角走輔）が含まれており、印象的なシーンで観客の目を引く役割を果たしています。これらの短編映画も、同様にDVDの映像特典や、2023年6月21日に発売される「魔界城の王ディレクターズカット版」に収録されています。

キャストとスタッフ

この作品には、次の主要キャストが出演しています：

- 関俊彦 - モモタロス（声）
- 鈴村健一 - リュウタロス（声）
- 遊佐浩二 - ウラタロス（声）
- てらそままさき - キンタロス（声）
- 山本匠馬 - 仮面ライダーレイ（声）

監督は、柴﨑貴行が担当しており、作品全体を通じて緻密な演出が印象に残ります。

余談

本作の主役である関俊彦、鈴村健一、遊佐浩二、てらそままさきは、『劇場版仮面ライダーキバ魔界城の王』本編にも出演しており、連続した物語の中での相互作用が見受けられます。また、ラジオ番組『キバラジ』第4回では、遊佐浩二と鈴村健一がゲストとして出演し、ファンにとっても嬉しいコラボレーションとなっています。

このように、『モモタロスのまっかっか城の王』は、様々な要素を組み合わせた独自の短編映画とコーナードラマとして、観客に楽しさと驚きを提供する作品となっています。

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