モルテザ・プーラリガンジ

モルテザ・プーラリガンジ：イランを代表するサッカー選手

モルテザ・プーラリガンジ（Morteza Pouraliganji、ペルシア語: مرتضی پورعلی‌گنجی、1992年4月19日生まれ）は、イランのサッカー選手であり、イラン代表としても活躍しています。主にディフェンダー（DF）またはミッドフィールダー（MF）としてプレーします。

クラブでの経歴

プーラリガンジは2010年にナフト・テヘランFCでプロとしてのキャリアをスタートさせました。2011年にはペイカーンFC戦で初ゴールを記録し、チームを4-1の勝利に導きました。

2015年2月25日、彼は中国サッカー・スーパーリーグの天津泰達足球倶楽部へ1年契約で移籍しました。同年4月8日の河南建業足球倶楽部戦でデビューを飾り、6月4日の杭州緑城足球倶楽部戦で初得点を挙げて2-2の引き分けに貢献しました。シーズン終了後、契約は更新されずに退団しました。

ヨーロッパや中国の複数のクラブからオファーがあったものの、彼はそれらを断り、2016年1月8日にカタール・スターズリーグのアル・サッドへ移籍しました。アル・サッドを選んだ理由の一つとして、元スペイン代表のシャビ・エルナンデスと共にプレーできることを挙げています。当初は4ヶ月の契約で、シーズン末までの在籍となりました。2月にはアル・アラビ・ドーハ戦で初ゴールを挙げ、チームは3-1で勝利しました。

代表での経歴

プーラリガンジは、U-17イラン代表として2009 FIFA U-17ワールドカップに出場しました。

U-23代表としては、2012年にアリレザ・マンスーリアン監督の下でレギュラーに選ばれ、同年のアジア競技大会に出場しました。

アジア競技大会での活躍が認められ、A代表のカルロス・ケイロス監督によってポルトガルでのトレーニングキャンプに招集されました。GDエストリル・プライアやSLベンフィカとの親善試合に出場し、その後、2014年11月18日の韓国代表との親善試合でもメンバー入りを果たしました。2014年12月30日には、AFCアジアカップ2015に出場するメンバーに選出され、2015年1月4日のイラク代表戦でA代表デビューを飾りました。この試合は1-0でイランが勝利しました。

AFCアジアカップ2015のバーレーン代表戦ではスターティングメンバーとして出場し、2-0で勝利。カタール代表戦でも好調なプレーを見せ、大会のベストイレブンに選ばれました。準々決勝のイラク代表戦では代表初ゴールを記録し、試合は3-3の引き分けとなりましたが、PK戦の末に敗れました。

代表としての主な出場大会

2018 FIFAワールドカップ
2022 FIFAワールドカップ

2015年以降、国際Aマッチで55試合に出場し、3得点を記録しています。

タイトル

アル・サッド

カタール・カップ 優勝 (2017)
アミールカップ 優勝 (2017)
シェイク・ジャシムカップ 優勝 (2017)

ペルセポリス

イラン・プロリーグ 優勝 (2022-23)
ハズフィ・カップ 優勝 (2022-23)
イラン・スーパーカップ 優勝 (2023)

モルテザ・プーラリガンジは、クラブと代表の両方で数々の重要な試合に出場し、タイトルを獲得してきた、イランを代表するサッカー選手の一人です。

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